雑念だらけ
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2006年09月11日(月) ゴミ箱

仕事最後の日。

その日のお昼休みは食事会になった。
近くに出来た新しい店に行った、お餞別代りだからと言われご馳走になった。

私は気になることがあった、
この職場で一番仲が良かった女性(帰り道によく話してた人)が2ヶ月前に辞めていたんだけど、彼女には今回のことを全く話していなかった。
彼女が辞めてからもメールのやりとりを何度もしてたけど私がここを辞める話は敢えてしていなかった。
どこで間違って彼に知られるような事が起きるか分からないので。
ここを離れてからちゃんと連絡しよう、と思っていた。


食事会から帰ると、事務の人が言った。
「Kさん(その女性の名)、ロッカールームに来てますよ」

すごいタイミングだ・・・と、ロッカールームに行ってみたら、彼女は紙袋に残したままだった上着とかを詰めていた。


私今日で辞めるんだよ、明日にはここを離れるからね
と言った。
彼女は驚いて、なんで早く教えてくれなかったんだと怒ったが
「じゃあ、明日そこ(例のショッピングモール)で会えない?」

そこ、か・・・大丈夫、朝なら彼は出歩かない。
彼が午前中から活動するのは遠くに行く用事がある時だけ。

朝でもいいかな、と言うと
「いいよ、私今は働いてないから」

時間変更とかの連絡はメールでしてね、と頼んでおいた。


仕事が終わって、社長やみんなに挨拶をした。
「頑張ってね、人生いろいろあるけどまだまだ長いんだから幸せになろうね」
と、オバチャンたちに励まされ、社長の奥さんから手渡しでの給料を貰った。
「短かい間だったけどありがとう、元気でね」と。

私はロッカーを片付け、身の回りのものを詰めていた紙袋を持って会社を出るとコンビニに向かった。
ガムテープで袋に封をし、友人宛に送った。

会社の裏の大きな公園に行き、友人にメール。
《荷物送りました》と。
そして消去。
バッグから明日部屋のポストに入れる予定の手紙を出して読み直した。

彼は今日は納品。
これは間違いない。徹夜していたから。
《仕事終わりました。帰ります》
と、いつものメールを送った。
暫くして返事が。
《おつ。俺は今アキバ。もう少し遊んで帰る。お前はサッサと帰るように》
わかった、と返事してため息。

バッグからエプロンと上着を取り出し、ガムテープでグルグルに丸めた。
ふた付のゴミ箱には、来月からこの公園のゴミ箱を撤去します、と張り紙が。
ギリギリ間に合ったわけじゃん・・・と、私はそれらとガムテープをふたの下に押し込んだ。
もう使わないから洗う必要がない。もう要らない。
そして宅急便の控えも捨てた。

上着はナイロン製で、彼がくれたものだった。
ひどく着せたがった記憶がある。



メールは受け取っておりません。すみません。

[LINK] 「モラル・ハラスメント被害者同盟」
モラハラで苦しむ方々へのメッセージや皆さんの体験談があり
私の心の支えとなりました。

ヨウ