雑念だらけ
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2006年09月10日(日) ヒトの端くれ

彼への手紙を書いた。
当日ポストに入れる予定のやつ。

昼休み、公園のベンチで書いた。

別れる意思、もう戻らない意思をはっきり書いたほうがいいと友人にアドバイスされていたのでその辺は気をつけて書いた。
書き終わるとバッグの内ポケットに仕舞っておいた。

次の日、昨日書いた文章をもう一度読んでみると書き直したくなった。
そんなことを何度か繰り返した。
書くたびになんとなくニュアンスが変わった。




夜、シャワーしてトイレの掃除をして部屋に戻って、寒いので毛布に包まった。
「そんなにトイレの掃除をするな」
と言われた。
「洗剤が減る」から。
毛布に包まっていたら暖かくなって眠くなってきた。
彼の本の山にもたれて居眠りをしたらしい、
蹴られて怒鳴られて目が覚めた。

「・・・いい加減にしろよ!」

なんで怒っているのか分らなかった。

「誰の本だよ、それは!!
俺と話すのもイヤなんだな・・・寝やがって・・・!」

私は またか という気分でトイレに。
戻って来たらジロジロ睨まれた。
「まったくもう・・・だからブタなんだ、お前は」
と、お決まりのセリフ。

ちょっと時間が経った頃、テレビを見ていた彼がニヤニヤしながら言った。

「なんでお前は、俺にひどいこと言われても平気なの?」

ニヤニヤして言うことか・・・と少し腹が立ってきたが黙っていたら

「好きなんだろ、俺にブタとか言われるの・・・」


好きじゃない


どうでもいいや・・・と思いながら答えた。

「俺がいくらひどいこと言ってもじっと耐えれるんだもん・・・
ククク・・・
やっぱ、お前 ドの付くMだよ・・・」
後半の言葉を粘っこく強調する彼。

違うよ

「違わないよ〜〜〜
絶対そうだよ〜、そういうやつほど違うって否定するんだよ〜

ぷぷ〜〜〜

ドMなんだあ〜〜〜」

違う

「だったら証明しろよ〜
出来ないだろ?」

出来なくても違う


ニヤニヤしっぱなしの彼。
ドM、という言葉がそうとう彼のツボだったのだろう、繰り返しては喜んでいた。



絶望的な気持ちにはもうならなかった。
腹が立つばかりだ。

出口もあても無くただ「踏ん張れ」と言い聞かせてた頃とは違い目標がある。
どんなに悔しくても情けなくても「踏ん張れ」と言い聞かせたら本当に踏ん張れる。
それは友人のおかげだ。
「人間の感覚」を取り戻したような気がした。

彼は「俺のプライド」「俺の存在」「俺を否定するな」とよく言っていた、
私だってヒトの端くれ、プライドのひとつもある。
人でなしな人生だけど人格がある。

「おもちゃ」の生活から脱出するまでは頑張れる。
それまではおもちゃのふりをしてやる。


私は黙って毛布をかぶって横になった。
かぶらないと夜通しの灯りがまぶしい、明日は納品らしいから徹夜なんだろう。
彼は テレビを見ながら私をからかうようにまだ何か言っていた。



明日は仕事が最後の日。
それなりにすることがあるから頑張らねば。





メールは受け取っておりません。すみません。

[LINK] 「モラル・ハラスメント被害者同盟」
モラハラで苦しむ方々へのメッセージや皆さんの体験談があり
私の心の支えとなりました。

ヨウ