雑念だらけ
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2006年09月08日(金) 最後の土曜日・2

話、戻ります。
すみません。

「マクドナルド事件」の続きです。



「並びたければ」と言われ彼の顔を見た、怒ってる。
怒ってるんだけど私が困るのが楽しみ、とも感じられた。
分かってはいたけど「S」だ、この人。


はあ、とため息が出てしまった。
「早くしてくれ」
と言われた。


またか、いつものことだ、と気を取り直して

じゃあ、並ぶね
時間かかりそうだね

「仕方ないだろ。お前が食いたいって言うんだから。我慢しろ」
イライラと返事する彼。

さっきの(駅の近く)ほうは人が少なかったねえ
あそこなら少し早かったかもね


パアっ・・・と顔に赤みが差したかと思ったら、私の肩をドン、と突いた。
そして店から飛び出した。

え?、と後を追うと
来た道を足早に戻っている彼が見えた。

まさか、とは思ったが戻っていた。
橋を渡ったとこで確信した、駅の近くまで戻る気なんだ、と。


角を曲がるとマクドナルドの前に彼は立っていた。
私を睨みながら店内へ。私は後に続いた。
やはりさっきの店よりも空いていた。

ぐい、と肩を摑まれた。
すごく怒っているのにやはり楽しげだった。
私を相手になんかのストレスを発散してるのだろうか、とその顔を見て考えていたら


「ほら・・・お望み通りに連れてきてやったぜ・・・
お前は、さぞ満足だろうよ・・・・

さあ食え」

驚くよりも呆れてしまった、正直。
冷たい声だな・・・と思いながらそこに並んで彼に声をかけた。


じゃあ待っててね
私は食べるから。あなたはどこで待ってる?

「おい、ちょっと待てよ・・・」

脚で軽く蹴られた。
振り返ったらポケットに手を突っ込んで彼が立っていて

「俺はいらない、なんて言った覚えはない・・・
お前と同じ物でいいや・・・さっさと注文しろ」

淡々と言う。


なんなんだろうねえ・・・この人は・・・と、思いながら並びなおした。

楽しいんだろうな、きっと。
数日前に映画を見に行った時の彼とは別人のようだ、
でも私が今まで一番見てきたのはこっちの彼のほうだ。

どっちが本当なんて無いんだろうけど。



メールは受け取っておりません。すみません。

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ヨウ