雑念だらけ
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郵便局に郵便物の転送届けを出した。 いつからの郵便物を転送するか日付を書く欄にその予定の日付を書いた。
でも区役所に住所変更の届けは出さなかった、と言うか出せなかった。 怖かったのだ、住所を異動して知られるのが。 大丈夫かもしれない、でも怖かった。
後で郵便のやりとりでも変更出来る事を知り、そっちを選んだ。 実際に住民票の異動を届けたのはずいぶん後に。 しばらく恐ろしかったのだ。
***
仕事が終わり一旦部屋に戻りまた彼と買い物に出るという生活を続けていた。
ある日、買い物先で会社の事務の女の人にエスカレーターで会った。
軽く手を振って笑顔だったのでホッとした。 余計な事を言わないかちょっと心配したのだが。 例えば、もうすぐ(会社から)いなくなっちゃうね〜とか。
彼がひどく機嫌の悪い顔をしていたからかもしれない、 ただでさえ無表情な彼が怒ると本当に怖い顔になる。 (ちょっと前に些細なことで不機嫌になっていた)
前にも書いたが、みんな私に気を使っていたのだ、使ってくれてたのだ。 余計な事は言わない、その横に居る男がもしかしたら原因かもしれないから、いろんな噂があったから。
例えば、何処かで私に会った、 そしたらひどく機嫌な顔の男が一緒に居て私は下を向いていた。 私とその男はたいてい一緒に買い物をしているがいつも男は不機嫌な様子。
例えば、会社の側の路地に男が居た。 会社の様子を気にしてるのだが、男性社員が見に行くと背中を向けたり携帯をいじり出す、 私が帰る頃居なくなる。
例えば、私があまり普段の生活の話をしない。 何を隠してるんだろうと思ったりする。 毎日しつこくメールが来る、あからさまに私が困っているのが分る。
それらが合体?してあれこれ推測を呼んだらしかった。 そこへ私が仕事を辞める、なんかある絶対、ということになったらしい、私の知らないとこで。 辞める話をした時、同じ担当の若い女の子がのことを教えてくれた。 ・・・知らなかった。
さまざまな推測と私の現実が完全に違うわけじゃないから笑うに笑えなかったが。
会社にはなぜかバツイチ女性が多かった、だから個人の事情には敏感だけど寛容、という背景もあった。 バツイチ女性は「社長コレクション」と呼ばれてた。
みんないい人だった。感謝してます、今でも。 懐かしいです。
ワガママなH君、彼女とうまくやってんだろか、 モテモテな事務のSちゃん、その後彼とはどうなった、 オバチャンたち、まだまだ頑張ってるらしいけど無理しないで、とか。
もう会うことはないだろうけど忘れません。
メールは受け取っておりません。すみません。
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「モラル・ハラスメント被害者同盟」
モラハラで苦しむ方々へのメッセージや皆さんの体験談があり
私の心の支えとなりました。
ヨウ
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