雑念だらけ
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2006年08月30日(水)

ジーンズを一本ベルトを一本、なんとか持ち出したのを最後にこれ以上は物が減ったのが分かるので止めた。
あとは仕事が最後の日の帰りに友人宅に送るつもりで職場のロッカーに溜めておいた。

溜めた送った、といってもたいした量じゃない、限界がある。
服はほとんど諦めた。
靴も諦めた。
当日履いて出て行く分しか無理。
潔く諦めることにした、決めたら振り返らない。
彼は「ボロ靴」「ダサ靴」と馬鹿にしていた靴だが(彼にとって靴とはナイキだった)その時のを私は今もまだ履いている。


予定の日まで10日余りの頃、別れ話が出た。
私の一言から始まったのだが。
話の流れで出た一言。


『あなたと籍を入れる気はない』




「おふくろも、そろそろいいんじゃないかって言うんだけど、
俺達いつごろ籍入れる?」

そうなんだ、籍を入れたかったのか〜と内心驚いた。
と、同時に お母さんに言われたんだ・・・とも思った。
それに、冗談じゃない、と。

籍は入れなくてもいいんじゃないの

と答えた。
あまり刺激したくなかったので。

「じゃあ俺達はいつまで独身男女のままですか、
いつかは同じ苗字になる予定がお前の中にあるのか?
それともいつまでも共同生活ですか」

籍にこだわらなくていいと私は思う、独身でいいじゃない

「お前はいいよ、一回はそういうことをしてるんだから。
俺はまだ未経験なんだよ、一回くらい結婚してみたいんだよ。
おふくろも同じこと言ってたんだ」


なんか腹が立ってきた。
簡単に言うな、と。


一回そういうことをしてダメになったんだから二回目は慎重になるんだよ
二度と結婚したくないって人だっているんだ
そもそも私はあなたと籍を入れる気はない、そんな気持ちになれない
今までを考えてみてよ


言ってしまった。
もうすぐここから居なくなるんだからあんまり波風立てまいか・・・と思っていたけど。
これだけははっきりさせておかなくては、という気持ちになって言ってしまった。


「なんだよ、だったら俺達おしまいじゃん」

私が「そんなことないよ」と言うのを期待している口調、そんな表情。


そうだね、おしまいだね
籍だけが目的なら別れたほうがいいと思うよ



「なんでだよ・・・!
俺に一生を任せてくれない!?

お前が居て俺の世界は完成するんだ、俺は幸せになれるんだよ・・・
入籍が嫌ならいいよ、その気になるまで待つ。

忘れるな、俺の一生はお前に捧げてるんだからな」

泣きそうな顔でそう言うと背中を向けた。

「残念だよ・・・でも仕方ない、
俺みたいな稼ぎの無い男には一生掛けられないのは当たり前だからな・・・
残念だ」

きれいな言葉で機嫌を取ってきたのか・・・そんなふうにしか思えなかった。
一生を捧げて私に怒鳴り私を蹴るのか。
そんな日々なのになんで一生とか思えるのか。
私は彼の親のために彼と籍を入れる気もない。

口ではいくらでもきれいなことは言えるし愛は語れる。
それに彼は入籍とか結婚を簡単に口にしすぎる、簡単に考えすぎている。


この人は絶対に別れない、
絶対に自分から別れないし私の別れ話も聞かない、
籍なぞ入れたら、絶対に離婚しない、
私がどっかに逃げ出してしまっても離婚しないだろう。

彼から逃げる計画が無かったら、このやり取りで真っ暗な気持ちになっていただろう。
無理やり入籍させられるかもしれない、と。



メールは受け取っておりません。すみません。

[LINK] 「モラル・ハラスメント被害者同盟」
モラハラで苦しむ方々へのメッセージや皆さんの体験談があり
私の心の支えとなりました。

ヨウ