雑念だらけ
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2006年08月25日(金) |
思い出したので、書き。 |
ちょっと話が昔に戻るんですが。 「今月の収入ゼロ」で思い出したので。
忘年会時期だったと思う、「飲み会」なので。 まだ脱出計画を企てていない頃です。
彼と同じようなフリーの同業者の飲み会があって珍しく彼は参加した。 (下戸ですが) ので、私はこれまた珍しく仕事から帰ったら1人になった。
1人なので自由に過ごせばいいのだが、いったいいつ帰ってくるかも分からない、二次会に参加するタイプじゃないし途中で抜ける可能性もある。
おまけに、熱が出た。 午後から変だと思っていたら案の定、だった。 しかも38度超えた。 寒い、体が痛い、頭が重い。
彼の帰りを待てず寝ることにした。 医者に行ったので薬は飲んだけどしんどい。 眠れない。 幸い、次の日は仕事は休みだった。
9時頃だったか、 《もう駅、もうすぐ帰る》メールが。 早いなあ・・・と思いつつ待ってたら帰ってきた。
私が熱を出して寝ているのを知ると 激怒した。
それは、私の不摂生や早退しなかったのを責めるとかじゃなく
「話したいことがいっぱいあったのに!! お前に話したいことがいっぱいあったのに!! これじゃあダメじゃん!!」
話してくれたらいいのに・・・聞いてるよ
「バカかよ!? 病人に話をして楽しいかよ!? もうどうでもよくなったよ・・・とっとと寝やがれ!!」
彼は灯りとテレビをつけた、 私の体調はお構いなしだ。
大丈夫か、の一言くらいあってもいいんだけどなあ・・・と思ったが熱でしんどくてそれ以上考えたり喋ったりしたくなかった。
次の日の夜にはなんとか普通に動けた。 もういいよ、と激怒していた彼だが やはり話したかったらしく、
なんの話だったの
と尋ねたらニヤニヤして話を始めた。 その内容は
昨日の会に結婚した男が来てて、赤ちゃんも産まれてた 奥さんはまだ働けない、出来れば働いて欲しくない、でもその男の本業での収入はしれている、自分ひとりで妻子を養うだけの収入は無い で、いままでしたことのないバイトやパートを始めた 朝から夜まで勤めに出、夜に子供の世話を奥さんとして、その後で本業の仕事をしているそうだ
と、いうものだった。
「びっくりだよ、子供まで作るとは。 しかもその人、自分ひとり働いてんだよ、パートやってんだぜ。
『キツくないのか』って聞いたら『やるしかない』って言うんだけどさあ〜
俺なんかお前が働くからやっていけるけどさあ〜
他の仕事は、今更やれって言われても出来ないよ、俺 その男、よくやるなあ〜って思ったわけよ 俺は無理。どんなにヒマでも他の仕事したくない しんどい人生なんて・・・ヤだろ?
お前が仕事が好きでよかったよ、 おかげで俺はこの仕事だけやればいいんだもの〜
いや〜ほんと・・・無理無理〜俺には出来ない」
本来自分らの仕事では家庭を築くのは無理だがその人はやってしまったのでびっくり、俺はこの仕事だけでまだ生活している、俺ってすごい、ということが話したかったらしい。
彼は私に感謝をしているみたいに言った。 本当にそう思っていたのだろうが、感謝いうより ホッとしている、だったんじゃないか・・・と後で思った。
「自分の仕事が好き、一生続けたい、誇りに思う、頭を下げてまで仕事が欲しくない」 それはすばらしいし、仕事をしている彼の姿は好きだった。 でも、甘えが見えたのだ。 「世間の荒波にもまれたくない、知らないことをしたくない、他人に使われたくない、規律は嫌い」
その男の人と同じ事をして欲しいわけじゃない、しなくてもいいんだが、同じ墓に入ろうと言うのなら同等の覚悟が欲しかった。 「しんどい」から逃げるだけじゃなくて。
じゃあ、私ともし家庭を持ったらどうするの 私は働くよ、でも今とは違ってくるよ
そう尋ねた。
夢を見るような表情で彼。
「お前には悪いけど、一生俺のために働いてもらうようになる。 俺はこの通り、生活力の無い男だから・・・ それでもダメなら、ボロボロになって死のう。
お前って・・・男運、悪いね」
ボロボロか・・・いやだな 病み上がりの頭でそう思った。
メールは受け取っておりません。すみません。
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「モラル・ハラスメント被害者同盟」
モラハラで苦しむ方々へのメッセージや皆さんの体験談があり
私の心の支えとなりました。
ヨウ
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