| 2008年06月24日(火) |
赤外線通信ディバイド |
先週末、僕は出身大学主催の会合に参加してきました。数多くの先輩、後輩と出会ってきたのですが、皆さん同じ歯医者ということで、食事をしながら話に花を咲かせてきました。何人かの後輩とは初対面だったのでいろいろと話をしているうちに、お互いの連絡先を伝え合おうということになりました。一昔前なら自宅や診療所の電話番号を教えあうのですが、今の時代ならではというべきでしょうか、お互いの携帯電話番号、携帯メールを教えあったのです。僕自身、何人かの後輩と連絡先を交換し合ったのですが、ある後輩が僕に提案してきたのです。
「赤外線通信でやりましょう!」
皆さんもご存知だと思いますが、最近の携帯電話は、携帯電話番号、メールアドレス、写真などを赤外線通信でやり取りすることができます。僕自身、積極的に赤外線通信を利用したことはないのですが、後輩からの提案に何となく残っていた記憶を頼りに赤外線通信を利用しようとしたのですが、これが一苦労。普段慣れない赤外線通信はどこの機能を利用すればよいのかわからず試行錯誤していると、後輩が助け舟を出してくれました。
「メニューから○○を開けばできませんか?」
果たして結果はその通りとなりました。後輩の指摘した部分を操作すると、僕が赤外線通信の受信ができるようになっていたのです。そこで後輩が赤外線通信の送信ボタンを押すと、数秒して僕の画面に後輩の電話番号、携帯アドレスが転送されました。
改めて赤外線通信の便利さを実感した歯医者そうさん。これまで携帯電話番号や携帯メールアドレスは相手から教えてもらってから自分でデータを打ち込んで登録していたものですが、今ではそんな面倒なことはしないで済む。今更ながら携帯電話機能の高度化に驚かざるをえませんでした。後輩が言うには、今では携帯電話番号や携帯メールの交換は赤外線通信が当たり前なのだとか。僕も時代の流れに取り残されないために、赤外線通信の方法を後で復習しなければと思ったのです。
その後、懇意にしていた先輩K先生と話をしていたのですが、この赤外線通信の話をすると
「赤外線通信?それって一体何なの?」
僕が説明をすると、
「僕は赤外線通信にはついていけないよ。そうさんの説明はわかるのだけど、実感として何のことだかイメージが湧かないなあ。お手上げだよ。」
パソコンや携帯電話などのデジタル機器を使いこなせる人とそうでない人との格差のことをデジタルディバイドと呼ぶことがありますが、さしずめ、K先生にとっては赤外線通信ディバイドが生じているのかもしれません。
帰宅後、僕は赤外線通信の送受信の仕方を何とかマスターしました。僕は何とかギリギリ赤外線通信ディバイドにはならなくて済みそうです。
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