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| 2016年09月16日(金) |
The Water Diviner |
男に生まれてたらこんなふうに生きたい。ラッセル・クロウの演じる役柄にはそんな風に思わせられるものが多い。中でも"American Gangster"のリッチーが好きだ。手荒くて野性的、絶対の正義でもないが、決して悪徳ではないコップ。缶詰めだのチップスだのろくなものを食べてないけど、これだけ仕事に打ち込んでいたらおなかもすくね。何を食べても最高にうまいに違いない。
そんな憧れのラッセル初監督で主演もしてる映画��The Water Diviner�爐魎嫋沺�どこまでも巨大な空、自分で掘り当てた地下水でコーンを作り、馬で大地を駆け抜ける男。良い絵だ。わたしが愛したオーストラリアそのものだ。やっぱりラッセル好き!とときめきながら観ていたのだが、それもほんの数十分で終わる。戦地で死んだはずの息子の遺体を探してイスタンブールに渡って、宿の美しい女主人の登場で、すっかり萎える。もうこのふたりが恋に落ちる以外ないじゃないか。どうして、オーストラリア人だのアメリカ人だの(ラッセル・クロウはキーウィー)はこういう世にも単純明快なのが好きなのか。わたしは単純な人間性の人が好きだが、映画にはそれを求めていないのだよ。後半はただの少年の描いた�狠砲離侫.鵐織掘辞爐澆燭い覆海箸砲覆辰討い拭�戦争で夫を失ったばかりのイスラム教徒の女が簡単に宿に泊まってる白人の男に恋するか?仮に恋したとしてもコーヒー占いだかなんだかと言葉巧みにアプローチするか?ガンを持った敵が迫ってきているというのにあの落ち着いた逃げ方はなんなんだ?と、つっこみどころ満載だ。出だしがよかっただけに、ひとめぼれした人への気持ちががたがたと崩れていくような侘しい感覚だけが残った。がっかりだよ、ラッセルさん。監督として期待を裏切らないハリウッド・スターはイーストウッドだけかね。