DiaryINDEX|
past|
will
| 2016年07月28日(木) |
賑やかな夏のNice |
3ヶ月ほど前、SNCFでエズ(Èze)からモナコを超え、国境を越えイタリアに入るためのチケットの予約をしようとした。ところが、当日の電車は全て予約が入っていると表示がでる。怪しい。3ヶ月前に全て席が埋まるような電車をフランスで見たことはない。その前後の日も全て埋まっているとの表示。やっぱりおかしい。カスタマーサポートにメールした。システムエラーではないのか、それとも何か特別な理由があるのか、と。すぐに返事がくる。
"All trains are full"
の一点張り。だから!7月、いや8月も全部埋まってるなんておかしいじゃないか!それじゃぁ、今から旅行を考えている人は行けないってこと?あり得ないね。言い返した。またすぐに同じ返事が来る。絶対にシステムエラーと認めない。他の担当者に変わればと思ったが彼女がわたしの担当と決まっているらしい。エズからはSNCF以外はないので、仕方なくニースに一泊し、イタリアの鉄道会社、Thelloで国境を越えイタリアに入り、TrenItaliaに乗り換えてセストリ・レヴァンテ(Sestri Levante)まで行くことにした。ホテルも予約し直す。
ところが、1週間後SNCFのウェブサイトで再度チェックしてみるとチケットが出てくる。全部空き。ひとこといい加減なカスタマーサポートに苦情のメールをした。すぐに返事がくる。謝罪はしているが、依然トンチンカンだった。
ともあれ、もう全て変更手配済み。こうなった以上ニースの観光を楽しむことにした。ニース近郊に住む友人と落ち合い、街を歩いた。
大きな広場。マカオのセナド広場を思い出した。スペイン・ポルトガルな雰囲気だ。南の都市なんだな、ここは。
子供の活気で溢れている。水が噴き出すと子供がはしゃぎ、見ているだけで愉快な気持ちになる。
広場から旧市街を通り抜けるとビーチに出る。
高台にある公園へ登っていく。
うわぁ、なかなか大きな街だ。
夕飯は旧市街に戻りポルトガル料理を食べた。海老とイカのすり身のフリッター。
イワシのグリル。味はただのめざしだね。
これ名物、バリャカウ(Bacalhau)。鱈の干物を戻して野菜と一緒に蒸した料理。全体的にあっさりしていて食べやすかった。
沢山歩いて、おなかを満たしたところで、海沿いを歩く。夜10時。やっと陽が沈む。先日のトラック暴走の事件の現場には沢山の花が手向けられていた。
海沿いのバーでレモン・チェロを飲み、ちょっとよたった足でホテルに戻った。窓を開け放ってベッドに横たわると街の喧騒が聞こえてくる。酔っ払いか気がおかしいのか、目の前の通りで喚き続ける女の声を聞きながら眠りに落ちた。