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ランチはひよこ豆とナスのサラダ。ナスに赤玉ねぎ、イタリアンパセリ、レモンとほとんどのものは農園で採れたもの。ひよこ豆は同僚が挑戦したが、なかなかうまくいかないというのでこれは買ったもの。オリーブオイルとバルサミコヴィネガーは作れば出来そうだ。近所で採れたものだけで美味しいごはんが作れたらなんていいだろう。農園仕事は心と体にすごく良いみたいだ。暑くなる日中を避けて早起きする。草取りをして野菜を摘む。体を動かすからとにかくおなかがすいてしまう。汗をたっぷりかいて水浴びをしたら採れたての野菜で食事にする。こんな美味しいものがあるだろうか。健全な精神は健全な肉体に宿る、だね。せっせと体を動かして美味しいものを食べていたら、人間悪いことは考えないものだ。
近所の歯科にクリーニングに行った。間食せず、毎度歯間ブラシを通してから歯磨きをしているせいか特に虫歯もなくキレイだと褒められる。ここは徒歩3分のところにたまたま見つけたのだったが、とても良い。医者や歯医者というのはピンキリだ。金儲けしか考えてないようなところもあれば、単に腕の悪い医師もいる。子供の頃から行っていた歯医者は腕はよいのだが、経営が傾いてからはやたらと頼まないことばかり勝手にやって高額請求されるので足が遠のいた。次に行ったのはおじいちゃん医師のところで、腕が悪いのか、視力が悪いのか、詰め物などをされるとどこか噛みあわず、体のバランス感覚がおかしくなり、変な歩き方になり、そのうち腰が痛くなるという不具合が起きて日常生活に支障をきたした。詰め物もすぐに取れてしまった。それから口コミを見て行った隣駅にある歯科。ここで前回の歯医者はやるべき処置をしてませんね、と言われた。やっぱりおじいちゃん先生はボケが始まっていたのかもしれない。大事に至らなくてよかったがぞっとした。この歯医者はよかったが混んでいてなかなか予約が取れないのと場所が不便なので足が遠のいてしまった。そして次に訪れたのはできたばかりの建物がモダンなところ。待合室に高級ソファが用意されていて、中に入ると診察台も高級革張り。検診といって全部見回して、″全部インプラントにしましょう″などと寝ぼけたことを言う。知人に聞くとみんなそう言われてるらしかった。健康な歯があるのに冗談じゃない。逃げるように立ち去った。
そして今の歯科に行き着いた。歯科医が3人くらいいてみんな若く腕が良い。予約の時間に行くと大抵待つことなくさっさと中に入れてくれる。治療をする前に説明をされて、費用のことも教えてくれる。そしてやるかやらないかは自分で決めることができる。押し売りのような治療をされることはない。なんて良い歯医者なのだろう、と思ったが、考えてみれば医療もビジネスで、買うか買わないか患者が選ぶのは本来は当たり前なのだ。何よりも患者の体なのだから。消費者は賢くなったと言われる。医師が神様で患者がまな板の上の鯉というようなのはこれからどんどんなくなっていくだろう。判断力のない患者をひたすら薬漬けにする金儲け主義の医者にすがりついてぼろぼろになった家族を持つわたしとしては、患者に判断を仰ぐこの歯医者がとても善良なものに思えた。