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| 2016年03月04日(金) |
フレンチ・ラヴァーならず |
知人のフランス人の男の子の新居探しを手伝っている。条件はすぐに入居できて長期滞在を求めないところ。
先日夜遅く彼からメッセージがきた。すごく若い男の子で、日頃はおとなしい性格なのだがとても憤慨している。話を聞く。そんな気がしてたが、わたしの悪い予感は見事に的中した。パリで知り合った日本人男性(知人よりだいぶ年上でゲイ)の家にしばらく住まわせてもらっていたのだが、やっぱり片方は恋愛感情が入っていたらしい。
″He already knew that I am straight!!!"
とはいってもね、相手はもしかしたら気が変わるかもという期待は持っていたんだろうね。いや、実際本当にストレイトかなんて誰にもわからないんじゃない?わたしだって明日素敵な女の子に言い寄られて、自分はストレイトだって思い込んでただけでしたって言うかもしれないしね。家主さんの奇行に対する愚痴を聞いてたらなんだかコミカルで笑ってしまいそうになったが、当人はいたって真剣だ。夜遅いので、なんとかその日はそこに留まってもらい、翌日彼は荷物をまとめて大雨の中ホテルに移動した。
わたしはすっかり家主さんに同情してしまった。だって彼のために毎日かいがいしく夕飯を作って、受け入れて一緒に食べてくれれば、もしかしたら振り向いてくれるって期待してしまうよね。でも若い知人からすれば、食費浮くし、まぁいっか、くらいだったんだろうな。イタいね。男女間のフレンドシップがなかなかうまく成立しないように、ゲイとストレイトの男も然りである。