My life as a cat
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2015年08月30日(日) 結婚式

48歳、実家暮らし、未だにお母さんの作ったごはんを食べてるキモい男と言われてきた会社の同僚がめでたく結婚することになった。彼女いない歴48年で結婚相談所へ行き、そこで出会った人と即結婚を決めてしまった。あまりにもの展開の早さに周囲は呆気にとられていたのだが、考える隙も与えず、今度は結婚式の招待状が配られ始めた。わたしは一度彼と香港へ旅行に行ったくらいの仲で招待状は来なかったのだが、彼と同年代の男性陣は受け取ったようだ。ところが、その男性陣達の半分くらいが欠席するという。結婚とは縁遠い世捨て人ばかりで、結婚式などどういう意味を持つのか全く解らないのだろう。わたしも風変りな世捨て人で、彼らの気持ちも解らなくもない。でも48年でたった一度の他人の晴れ舞台、見守ってあげてもいいんじゃないかと心配にも思う。日本の結婚式に思うことは、呼ばれるほうの負担がとても大きいということだ。「結婚式が続いて今月はお金がない」、なんてセリフは誰でも聞いたことがあるだろう。時は21世紀。もうこんな習わしは廃止すればいいのに、と思う。ささやかな日常にこそ価値があると知る若い世代はどんどんこういうことに興味がなくなっていくのではないか。プレゼントを買って押しかけて、シャンペン開けて踊り明かす、これが結婚式だったらいくらでも行きたいけど、ご祝儀は友人がいくらで、上司がいくらで・・・なんてやってると憂鬱になってくる。

8月とは思えない涼しい一日。久々にパンを焼いた。フムスを作ったので、ターキッシュブレッド(オーストラリアのカフェではそう呼ばれている)を焼いた。アツアツをオリーブオイルとバルサミコヴィネガーに浸して食べる。どんなシンプルなパンでも自家製の焼きたてに勝るものなし。


Michelina |MAIL