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| 2015年07月25日(土) |
アルルの太陽、裏路地のカフェ |
あまりにも星が美しくて、窓を開け放って寝たら、鳥のさえずる声で目が覚めた。朝7時。夏の夜の長い分、朝のスタートは遅い。まだ寝静まった町を散歩した。
ローヌ川の向こうから陽が昇る
早起きは猫と老人とわたしだけか
アルルの駅から歩くと行き当たる町の門のような塔は鳥達の憩いの場になっている
みんながやっと町にでてくるのは8時頃。この小さな町にはカフェやパブが沢山あって、年金暮らしと思われる老人が集い朝から晩までしゃべったり、道行く人を眺めたりして過ごしている。猫と人間の暮らしぶりがそう変わらない雰囲気だ。日本の老人もこうしたらもっといいんじゃないかと思ったりする。
朝食にホテルの裏の小さなブーランジェリーでクロワッサンを買った。フランスはどんな辺鄙なところでも美味しいクロワッサンだけは必ず手に入るようだ。
教会らしきものが見えたので昇ってみる
発展とか富とか無縁な感じの古い町並み
本当に陽が沈むのは21時過ぎてから。闘技場がライトアップされる。悲しいことに闘牛がある日は一斉にお祭り騒ぎで賑わうのだそうだ。わたしはこんな悪趣味なものだけは絶対に見ますまい。
「夜のカフェテラス」の辺りは夜遅くまで本当に賑やか。
路地裏で人々に繰り広げられる宴がすごく楽しそうで、急に話し相手が欲しくなった
この後もそう思うようなシーンが沢山あった。夏の南仏ってひとり旅するにあまり相応しい場所ではないのかも。旅は誰にも気兼ねせずひとり気楽がいいけど、路地裏のカフェテラスではやっぱり話相手が欲しいのだった。