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ちょっと遅れたけれど、七草粥を食べた。苦味のある草のような味は大好きだから、胃腸を休めるというよりただ食べたかったというだけ。ふやかしておいたご飯と根菜、乾燥海老、塩とことこと土鍋にかけて、最後に刻んだ草を入れて蓋をして一分くらい。美味しい美味しい七草粥の出来上がり。刻んだピーナッツを乗せたらクランチーな食感がアクセントになってこれまたたまらない。「病気にならない生き方(新谷弘実著書)」という本の中で、病みあがりの人にお粥を食べさせるのは間違っている、お粥のようなするりと飲み込めてしまうような食事では口の中で唾液が絡まないので余計消化が悪いというようなことが書かれていて、納得させられたので、ゆっくりゆっくり口の中にしばらく留めてから飲み込むようにして食べた。三が日に散々雑煮を食べて、最後に残った一枚のお餅があったから、焼いてからフライパンの上でとろけるチーズを絡めてどっぷり漬けてあったにんにくたまり醤油を絡めて食べた。これでお正月気分もおしまいかな。
しかしお正月から家の中は幸福そのものだ。クロエとの生活はとても楽しくて、パソコンをしていれば、ポインタをキャッチしようと必死になり、テレビを観ていると膝の上で一緒に観ている。シャワーを浴びていれば、曇りガラスの向こうでじっと座って待っているのが見えて、料理をしている時はオーブンの上に座って眺めている。そして何よりもクロエは本当に良いコ。猫は夜行性だから、みんなが寝静まった後に暴れだしたり、朝、お腹がすいたと鳴いて起こされたりして、ある程度睡眠の邪魔をされることは予測していたというのに、クロエはわたしがベッドに入ると一緒にベッドに入って、朝までじっと寝ていてくれる。今日はいつもよりゆっくり寝ていたら、さすがにお腹がすいたのか、起き上がって切なげに何も乗ってないお皿を舐めてまたベッドに戻ってきたのがいじらしくて、かわいそうになって起きてごはんをあげた。
まだ見る物全てが新しくて目をまん丸くして走り回るクロエは希望そのもの。アニマル・セラピーなどと言うけれど、動物と一緒にいるととても優しい気持ちになる。