My life as a cat
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2010年12月10日(金) 猫のしあわせ

寒くなってくると恋しくなるのは猫のいる暮らし。ソファで、ベッドで一緒にうたたねすることの気持ちいいことよ。ケーキを分け合いながら一緒にDVD鑑賞もいいでしょう。暮らしもとりあえずは定職について、安定している。よしっ、とアニマル・シェルターをサーチしはじめて驚いた。どこも条件の厳しいことよ。

・一人暮らしはダメ
・カップルでも同棲しているだけはダメ
・小さな子供がいる人はダメ
・家を1日8時間以上空ける人はダメ
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・完全室内飼いを約束できる人
・避妊・去勢・ワクチンを約束できる人
・動物を飼った経験のある人
・安定した職についている人
・そこそこの経済力のある人

これは猫のケース。犬となると、更に柵の高さやら家の間取りやら何まで聞かれる。職員が自宅まで審査にきて合否を決めるらしい。この条件をクリアできる人がどれくらいいるだろうか。動物実験に使われたり、虐待されたり、また捨てられたりするのを防止するために厳しくするのはわかる。しかし、こんなに厳しいからいつまで経っても里親が決まらずシェルターの小さなケージで長期間を過ごす犬猫が多いようだ。インターネットで口コミをサーチしてみた。ペットと一緒に暮らしたい人は沢山いる。動物を飼いたいとペットショップではなくまずアニマル・シェルターをサーチする人々はまず恵まれない境遇にいる動物を少しでも救いたいという気持ちがある。しかし、条件がクリアできず、コンタクトしても門前払いを食らうという記事も沢山見つけた。

わたしは身の安全や自分の幸福さえも人任せにする大人の多い日本社会の象徴のようなこの条件に疑問を持った。いつも人間のそばで面倒を見てもらうことを前提として無理に掛け合わされ繁殖された室内犬などの話は置いておいて、ここは猫の話だ。まず、猫は野生でも生活していける。自分で虫や鳥を捕って食べていける。完全室内飼いは変質者に捕まって虐待されたり、野良猫から病気をうつされるのを防止するためだ。しかし、猫は外で遊ぶことが大好きだ。木に登り、鳥を捕まえ、蝶々を追いかけ、トカゲやセミを無意味に狩る。餌にありつけるのがハッピーなのはどんな動物でも同じだ。だから猫は人間と暮らすことが嫌いじゃない。しかし、自由がなくてもなによりも安全が良いなんていうのは人間だけが考えることじゃないだろうか。庭があるなら遊ばせてあげるほうがいい。いざ、震災やら何やらで人間と離れてしまっても自分で生き抜く能力を養うだろう。それに独身はいつまでも独身とは限らないし、結婚したカップルだって明日離婚するかもしれない。安定した仕事についた人も明日事故に巻き込まれて働けなくなるかもしれない。リスクの確率で条件をつけているのは解るが、それは"条件"ではなく"優遇"くらいにしたほうがいいのではないか。

わたしがアニマル・シェルターを経営するとしたら、まず、事前調査と身元確認はさせてもうらい悪徳業者などに渡ることは阻止しなければならないが、厳しい条件はつけない。しかし、半年に一度お宅訪問させてもうらうことを約束してもうらう。動物の表情を見れば、すぐにそこで幸せに暮らしているのかどうかわかるだろう。怯えていたりしたら没収だ。あとは引越しなどの際には相談に乗る。動物との暮らしはやってみないとわからない。案外簡単と思ったり、案外大変と思ったりするのではないだろうか。条件を厳しくして里子に出さずシェルターでせっせと面倒を見るよりもそのほうがよほどコストや労力を省いて、より多くの猫に里親を見つけることができるのではないだろうか。

(写真:実家のミュンミュン。もう10年生きている。)


Michelina |MAIL