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映画観てきた。予告を見ただけで想像ついてしまうようなありふれた恋物語だったけれど、人と人との関係が希薄になりがちな忙しい日常に身を置くわたしには眩しく、素直に泣けるものだった。"初めて"の何かはそのクオリティがどおであれ、格別だし、どこでどんな暮らしをしていても遠い故郷で培った記憶は自分の中のどこかで生き続けるものだろう。登場する全ての人が地位や名誉には興味なく、自分の心が欲する物に忠実で、生き残った全ての人にハッピーエンドが待っていたのがよかった。
(しかし、"ハナミズキグッズ"なんてものが売り出されているのは興冷めで台無しな気がする)
夜にまたみんな大好きなインディアンレストランでのお食事会だった。ここは内装がインド色の強くないモダンにライトアップされた普通のレストランなのも好評。大勢で行く醍醐味はあれこれ料理をとって、シェアしながら色んな物を食べられること。が、店が狭い、わたし達は人数が多い、しかも大半は声の通る欧米人である(確かに欧米人の集まる店は騒々しい)。普通に会話をしていてもちょっとうるさく聞こえてしまうのか。。。。 ちょっとした事件があった。
隣席にいた一見普通の日本人のカップル。わたし達が入っていった時には食べ終えたところだった。レジでお金を払い、外へ出て、ガラスのドアを閉めた。
が、次の瞬間男のほうが外からガラスをコンコンとたたき、わたし達がそちらを向くと中指を立てた。オージーガイが"come here"と手招きする。するとドアを開け、顔だけ店内に入れて、
「バカなアメリカ人は死ね!!」
と日本語で言い放ち逃げていった。敗戦直後じゃあるまいし、白人=アメリカ人という発想もないだろうが。しかし中指を立てられたこと以外誰も理解していなかった。後から
「そんなヒドイことを言っていたのか。。。」
と苦笑して終わりであった。
(写真:家のバルコニーから下を見たらこんな風景が。思わずパチリ。)