My life as a cat
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2010年07月28日(水) Helsinki Salmon soup



















夕飯にとコトコトスープを煮た。いつかどこかで覚えたヘルシンキのサーモンスープ。にんにくと玉ねぎ、ハーブ、セロリ、にんじん、ジャガイモ、そしてサーモン。固形のコンソメなどを使った濃い味は苦手だから、じっくりと煮込んで味を出す。Jは手伝うとはりきってギターを抱えてキッチンにやってきた。料理しているわたしの脇で歌って踊って調子付けてくれているらしかった。

「ママの作るスープの味だ!!」
一口食べ感嘆して身を乗り出し、おでこにキスをくれた。Vege loverじゃない彼にそんなに喜んでもらえるとは。うまく調理してあれば野菜料理も好きなんだと満足げに平らげた。わたしも数日ぶりのたっぷり野菜のヘルシーテイストにほっとした。

食後のコーヒーを飲みながら、珍しくパソコンとにらめっこしているJの横顔を眺めていた。
「何してるの?」
「資金繰り」
「何の?」
「君に家を買いたいの」
あまりに飛躍し過ぎていてコーヒーを噴出しそうになった。
「。。。。すごいね」
しかし、顔つきが険しかったので資金繰りはうまくいってないのだろうと踏んだ。

アレックス家に戻って夜な夜な読書をしていると、サマンサも何かを煮込んでいた。小柄でちょっとかかとを上げて背伸びして大きな鍋を覗き込んで首をかしげたりしている姿がなんとも可愛らしい。そのうち飲んでみてと大きなボールにたっぷり何かを持ってきた。見たことのないもの。説明によると漢方のスープのようなものらしかった。ロンガン、杏仁、高麗人参、百合根、緑豆など色んなものが煮込まれていて、ほんのり薄く甘く味付けしてあった。あっさりしていて美味しい。作り方を教わったので食材を買って帰ろう。


Michelina |MAIL