My life as a cat
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2008年12月26日(金) イヴの淡いゆめ

朝10分で作るので大したものは入らないけど、良いお弁当箱に詰めるだけで食べ物は格段に美味しくなるようだ。

以前、アレックスの泊まる宿に予約の電話を入れると、職人気質のようなおじさんが面倒くさそうにピックアップした。
「名前は?アレックス?ってガイジンなの?ガイジンは時間に来なかったり、夜騒いだり困るんだよね。その友達大丈夫なの?」
なんて失礼な!彼はそんな人じゃありません!!と憤慨すると、まだ部屋のタイプも指定してないのに、勝手に洋室と決定された。

ところが、本人が到着すると掌を返したようにがんばって英語を話し、とてもフレンドリーだと言う。しかし、夜に電話を入れるとアレックスが蚊のなくような声でピックアップする。具合でも悪いのかと聞くと、オヤジに小声で喋れとたしなめられているからだと律儀にお約束を守っているらしい。なんて健気な。

今日で仕事納め。クリスマスもなく働いたけれど、イヴの日には会社帰り、越冬用のジャケットを買いに出た。ちょっと休もうとファーストフード店に入り、ぼんやりコーヒーを飲んでいたら、隣で中学生の男女がひとつのフレンチ・フライをシェアしながら(男の子がさっと財布を出し、オレが出す!と得意げだった)楽しそうに、これから何時間でもそこで喋っていそうな雰囲気で笑いあっていた。ほっかりと心が温かくなり、帰り道、今度生まれ変わったらあぁいう青春の時間が欲しいと考えながらうとうと眠ってしまった。


Michelina |MAIL