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| 2008年06月02日(月) |
早朝のMelville、夜のKarawara |
早起きしてMelvilleへ。スワンリバーの周辺はもうサイクリングやカヤックを楽しむ人々で賑わっている。すれ違う人々がみんな"Hello!"と挨拶してくれる心の余裕は懐具合に比例するのだとアレックスは言う。 わたし達は潮が引くと砂浜が剥き出しになって道ができるところがあり、そこを歩こうと思ったのだけど、まだちょっと早かった。それでも足をきりりと冷たい水に浸したら気分爽快。カヤックを浜に乗り上げて、一息ついていたお兄さん達が12頭ものイルカを見たと話していた。リバーに沿ったサイクルパスを散歩。空気が美味しいところではすぐにおなかが空いてしまう。短めに切り上げてアジア料理屋が軒を連ねるスペンサーのフードコートへ。チャ・クワイ・テオとこってり醤油味の染みたクレイポットのライスをシェアした。コピスス(コンデンスミルクの入った濃いコーヒー)もここに来たら必ず飲む。お世辞にも清潔な感じのところではないのだが、美味しい。東京で東南アジア料理が美味しく感じないのは小奇麗だからに違いない。チラリと見えるキッチンを覗いて、大丈夫?と心配しながら恐る恐る口に入れるくらいでないと東南アジアの料理は味わえない。
夕飯はターキッシュテイクアウェイで買おうとKarawaraへドライブして、いつの間にかショッピングセンターが大きくなったことに驚いた。わたしもアレックスもここに住んでいて、ここで知り合い、いつもこの辺りでたむろしていた。その頃は開発途上でモデルハウスばかりが立ち並び、ゴーストタウンのようで気味の悪い場所だった。わたしはそのモデルハウスの一つのような輝く白壁の新築の家に暮らし、アレックスはいかにも貧乏学生的なおんぼろうさぎ小屋のような所に暮らしていた。治安の悪さはアレックスのぼろ小屋とはうまく馴染み、わたしの新築家を破壊した。忘れもしないクリスマスの日、寝ているところへ強盗が4,5人押しかけてきて、ガラスをバリバリと割って侵入して、色んなものを盗られた。体は無傷で済んだのは不幸中の幸いだった。しかし、色んなことが今となってはただなつかしい。