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| 2006年12月09日(土) |
ここでいいでしょう? |
日暮れ頃、シティのジェッティからスワン・リバーを渡ってサウス・パースへ。いつものごとくマーヴに付き合ってジェラーレでアイス・クリームを食べて、少し早めのディナーはイタリアン・レストランで摂り、シティへ戻る最終のフェリーが出るまで川沿いを散歩した。本当の手付かずの自然の中で生まれ育ったマーヴはこんな綺麗に整えられた人口自然パークに感動したりはしないけれど、シティから離れて土や木や水の豊富な場所に来ると、いつも楽しそうに実家の広大な自然の中の暮らしのことを話す。それはそれはスローな暮らし。バックヤードに放ったらかしなのにボンボンと生っているバナナやマンゴーが美味しいとか、化学物質の薬を飲んだことがなかったとか、18歳でここに来るまでシャンプーで髪を洗ったことが無いとか。若い好奇心でもっとハリのある街に住んでみたいというけれど、彼が東京などのお金だけ持ったまま貧しく暮らすことしかできない大都会の中に身を置いたらすぐに病気になってしまうのではないかと思う。二人してジプシーのように毎日どこへ住もうかと相談するけれど、やっぱりお互いにここがいいんじゃないかな。