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週末は暑い中クリスマス・ショッピングに奔走。ひとりのほうが捗ると言ったのに、着いてきたマーヴは、一旦エアコンの効いたお店に入ってしまうともう次に行きたがらない。そして屋外に出るともう口もきかない。しかしいつも二人とも手に取ってみるものが違うから面白い。わたしの私物で彼が真っ先に興味を示したのは温度計と圧力鍋だった。そして彼のフェイバリット・ショップはパース駅前のアンティークとうたったガラクタ屋。
細々した物やカードを買い込んで最後は日本食料品店へ。フランス語も全く出来ないのに日本食といえば醤油くらいしか手に入らないスイスの僻地まで、経済的なヘルプも期待できない程若いBFを追いかけて行って、職探しまでしているという三十路女の親友を労い、エールを送ろうと、炊きこみご飯や乾燥ワカメ、紫蘇ふりかけなどを買い込んだ。3ヶ月奔走したものの惨憺たる結果で、焦りや落胆も大きいのだというようなメールを受け取っても、何故か惨めさなどは感じない。相手に期待をかけない。ただ自分の愛する人と一緒にいるのだという逞しい決意がスカッと気持ちいいくらいだ。その情熱はいつか形を変えてでも何か彼女の力となるのでしょう。
夕飯を食べ終える頃、きりりとした空気が戻ってきたので、マーヴと散歩に出た。夕陽がすっかり地平線の向こうに行ってしまう間際の赤紫色の空に酔いながら、クリスマスの計画を立てた。彼はわたしのために計画しているプレゼントがあるらしいが教えてくれない。”Sex and the city”のDVD全集ではないとなると。。。努力は認めるけれど、やっぱり女の気持ちが解からない彼の買ってくる物なんてちょっと恐いでしょう〜。