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| 2006年10月02日(月) |
ロング・ウィークエンド |
月曜が祝日で、今週はロング・ウィークエンド。すっかり春の陽気で一年のうち最高のシーズンの到来。シェア・メイト達は数人で車をハイアして南に北に旅行に出かけて、彼らの姿にここへ来たばかりの頃の自分を重ね合わせて懐かしく思った。
日曜はランチ前にてくてくと歩いてインの家に行って、冷たい白玉ぜんざいと天麩羅蕎麦を作った。明るくて会話のセンスもあるのに、しっかりものでインディペンデントという長所が邪魔をしたのか、日本留学中には家にまで行き来する友達が出来なかったのだと言って喜んでくれた。食後の腹ごなしに近所の公園を散歩していると、お母さん鴨が12羽の雛を引き連れて蓮の池で揺られていた。人が池に近寄る度に群れで逃げる。必ず一羽か二羽はぐれてしまう子がいて、それでも蓮の隙間を縫って必ずその子を迎えに行くお母さんと、迎えに来てと鳴き続ける子。そして人間の背後から勇敢に「どこかへ行け」とでもいうように追い立てるお父さん鴨。ぼんやり眺めていると胸がじわりと温かくなった。
マーヴとも久々にゆっくりとシティを散歩して、本を物色したり、ちょっと手間のかかる夕飯を作った。
そしてロング・ウィークエンドの終わりの夜、北に行ったダレンがひょっこりと帰ってきて、車を買ったとか、物を沢山盗まれてしまったのだとか話して、そしてわたしと会いたかったのだと言った。わたしは大抵の人には親切にする性質だからBFだとかすごく近くにいる人はそれに麻痺して、一緒にいる時にはあまり感じないみたいだけれど、離れてみるとみんな恋しいのだとかやり直したいのだと言う。でも一度自分を手放した人などもう興味がない。