My life as a cat
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2006年06月16日(金) 人生なんて

こちらで月一で刊行される日本語の新聞をベッドに横になって広げてみる。

「自殺者 8年連続で三万人超」

ある教授によると勝ち組とされる人の負け組に対するいたわりがなく、負け組とされる人々は強い挫折感を感じさせられてしまう。。。。云々と分析されている。

しかし、「勝ち組・負け組」って言葉はおかしい。人生なんて白黒つけられるものじゃない。成功も失敗もそんなものもない。芸能欄に目を移すと「小柳ルミ子に26歳下の新恋人」の文字。彼女も離婚したばかりの時は取り乱して相手の悪口ばかり言って醜態を曝け出して、「何度もビルから飛び降りて死んでしまおうと思った」とも言っていた。人間はどんなに失敗しても傷ついても必ず再生の道はある。もっともその道を見つける気苦労が面倒になって死を選んでしまうのだろうけれど。「毎日がただ幸せ」なんて宝くじに当るくらいラッキーな人か鈍感なだけではないかと思うことがある。人生なんて基本的には辛いことや面倒なことのほうが多くて甘くなんてない。だからこそBetterな状況を幸せと思えるのだろうし、飽和状態になってしまったらそれこそ価値が解からなくなって不幸になってしまう。世界一自殺率の高い日本人の不幸は色々な物を手に入れすぎて価値を見失ってしまったところからきているのではないかな。


Michelina |MAIL