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| 2006年04月18日(火) |
Almost transparent blue |
仕事帰りのグレッグと待ち合わせ。初めて見る仕事着はノーネクタイでカジュアル。パフュームもほんのり香った。無臭のアジア人のパフュームの香りは浮いていて嫌だけれど、白人がつけるとなんともセクシーな匂いがする。うわぁ、ステキ!と楽しくなった。
カフェで喋っていたらお腹がすいてきたので移動。レストラン?それとも何か作る?と相談しながらドライブして、結局彼の家へ。独身男のキッチンからは漁っても漁ってもなぁ〜んにも出てこない。結局作れるものといったら卵焼きしか思い浮かばなくって世界一美味しい母親の卵焼きを思い出しながら作ってみた。その間にグレッグは野菜を茹でた。あまりにもヘルシーで少食な夕飯。食べたりないと言いながらも、グレッグはタマゴヤキは美味しいね、と言ってくれた。
ぐだぐだと赤ワインを飲みながらベッドに横になって、それでも寝付けずに窓の外をのぞいてみると満天の星空が見えた。シティからたった15分のこの場所でこんな星空が見えるパースは素晴らしい。夜空に吸い込まれるようにその世界に没頭して、もうどこへも行きたくないのだと思ってしまった。
それでも朝が来てみんなどこかへ出かけなければいけない。テキパキと身支度を整える彼に手をひかれようやくヨタヨタと立ち上がった。また今日も哀しいくらい自由な一日が始まる。朝焼けの中で青いシャツを着た彼の目は一際青く澄んで見えた。青はわたしのファイバリットカラーなのに、朝に青いものを見るとなぜかいつも泣きたくなってしまう。それでも彼はステイブルな姿勢を一寸足りとも崩さずに大きなビルに足早に吸い込まれていった。