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長いこと放置していた髪にはさみをいれようと銀座へ出た。美容院まで歩く間に目に入るショーウインドウにきれいにディスプレイされた"Fur"。美容院は混んでいて待たされている間に手渡されたファッション雑誌の中にもリアル・ファーの嵐。柴犬程度の大きさのキツネ一匹とわかるようなマフラーの値段、たったの5万円。わたしのお小遣いでも買える様な値段。ファーを購入する人々はファーの作られ方を知っていて、それでも購入するのだろうか? 愛犬を溺愛する神田うのがキツネからはじまり犬や猫までもが生きたまま毛皮を剥がされ(あるいはお尻に電極を入れられて殺され)無惨に死骸の山に積み上げられるのを何とも思わないのか(彼女のファーショップは人任せだとしてもあまりにも無知or残酷ではないか)? ファーを首の周りに巻いたショップの店員などが近づいてくるときなどはわたしは後ずさりしてしまう。綺麗な人に血生臭いリアル・ファーは似合わない。ちなみに猫(うちのミュンミュン)は本物のファーを近づけると獣臭さを嗅ぎつけて襲い掛かる。
今日の愛読書は「むつごろうのオーストラリアふしぎ旅」。著者が絶滅したとされた後も度々目撃情報もあがる幻の珍獣タスマニア・タイガーを求めての旅の途中の動物達との珍道中を綴ったもの。彼はベジタリアンでも動物愛護家でもなく、ただ「動物と共生している」ところが凄い!もう彼ほどになるとムツゴロウという一種の雑食動物のようだ。旅の道中で車に跳ねられて死にかけたワラビー(カンガルーを小さくしたような有袋動物)のお腹のポケットに子供が息をしているのを見つけ、人間が育てることは難しく、かえって彼らを痛めつける結果になる可能性が高いと知りながらも情にほだされ連れて帰ってしまう。が、この後がすごい。タスマニアに居残ってでもこの子ワラビーの親として生きることを決意した著者は哺乳類の親がするように子供のお尻までも舐めて拭ってあげる(味までも記されていた(笑))。結局はそのワラビーを引き取ろうと申し出た動物園に引き渡すことになるのだけれど。
動物と人間の共生は難しい。なにせ人間は圧倒的に彼らよりも強いから。でもだからこそ人間はどちらにでもなれる。彼らを全滅させることも保護することも、そしてただ共生することも。難しいけれどただ共生できたら地球の空はもっともっと青いはずなのに。