My life as a cat
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2005年09月16日(金) 近過ぎるお隣さん

近頃、仲良しの同僚は「噂」に悩まされている。仕事上置かれたポジションの都合で、彼女はわたしと同様、女性よりも男性と飲みに行く機会のほうが多い。しかもわたしと違って、素直で付き合いのいい彼女は誘ってくれれば二つ返事で出て行くので定時以降も付き合いに忙しい。が、これが噂好き達の標的になったようで、ただでさえ自分は組織の一員という意識の強い彼女を不安に陥れているらしい。わたしは組織の中にいても仕事以外での人との調和など無視して暮らしているし、自分の好きな人以外が自分をどう思おうと気にしないし、ましてやつまらない噂話に飛びつくような人々は小さな世界で小さなことに囚われて無限大に広がる世界を見ることの出来ない可哀想な人々なのだと哀れむだけ。仮に彼女が飲みに行っている全ての男性と関係を持っていようが仲良しのわたしにでさえ関係のない話ではないか。

「わたしもそう思えたら楽なのにな。でも無理だよぉ、、、」とランチのパスタをフォークに絡めたままもてあそんでため息をついている彼女に「世界は広いからこの組織の人とうまくやれなくたってまだどこかに快適な場所があるはずだからそんなに考えなくても大丈夫よ」と言ってみたものの、そう考えられないから悩んでいるのではないかと自分で突っ込みをいれてみたりして一向に前に進まない。

そんな矢先、わたしも仲良くしている営業マンとのことについて女性の先輩から注意を受けた。あなたはいいけれど、営業マンは女の子と仲良くしているのを見られて成績があがらなければ女にうつつを抜かしているからなんて言われかねないからもう少し考えてあげてなどという内容だった。確かにこの事業部はそんなくだらないことを言い出すヘンテコ人間が多い。納得はしたものの、彼女の中にちょっと女の嫉妬のようなものが見えて気持が悪くなった。古カブ女性の中には男性が自分よりも新参者に興味を示すという「あたりまえのこと」を好まない人もちらほらといる。その先輩はもっとさっぱりとした格好いい人だと思っていただけにこんな女々しいところもあったのかとちょっとがっかりした。

この事業部は良くも悪くも古い日本の体質を引きずっている。事業部のボスは事業部の人間を「家族」のように捉えている。だから200人もいる社員の一人一人と汲まなく会話をし、長所、短所、性格を把握している。男の子は厳しく育て、女の子は可愛がって愛情を注ぐ。家族に隠し事は無用。私生活にまで踏み込まれそうになることが鬱陶しくもあり、私生活での問題も一緒になって考えてくれるのが心強くもある。

マンションの隣の住人の顔を見たことがないなんていう都会暮らしは淋しいといいつつも私生活がつつぬけな田舎暮らしは鬱陶しい。誰も自分を気に留めないのは淋しいといいつつもでもやっぱり噂されるのは鬱陶しい。


Michelina |MAIL