My life as a cat
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2004年09月22日(水) 環境破壊の現場を求めて

「わたしの地球遍歴」という本を読んだ。東大の教授である著者が環境破壊が実際に起こっている現場を訪ねて書いたものだ。これは先進国の人間が行う「環境保護」などという甘っちょろいものではなく、命をかけて自分達の住む森を守ろうとするインディオ達や活動家の血なまぐさいお話ばかりだ。自分達が住む森が焼かれて牧場に姿を変えていく。住む場所を失う人たち、そしてそこに移住してくる先進的な暮らしをする人間達。森を失ったインディオ達は自分達の住処を略奪した白人を恨みつつも狩ができなくなった今、皮肉にも自分達の土地を略奪して切り開かれたファームに従事し生計を立てることになる。自殺者も増加するという。「自殺の動機なんて難しい議論しなくてもわかっている。酸素を失った魚が口をパクパクしてい死んで行くように、森を失ったインディオが死んで行くだけのことだ」というインディオの言葉に胸が締め付けられた。

先進国が生活を潤そうとすればするほど途上国に犠牲がでていくような現実。もっと先進国はそういうことを知るべきだ。自分達の贅沢な生活の裏側で今日も地球のどこかで死人がでている。それじゃぁ先進国が近代的な暮らしをやめればいいといえば極論だけれどそんなことは不可能だ。わたし達はまだまだ平等ではないこの世界の改善を考えて暮らしていかなければならない。


Michelina |MAIL