気がつきゃライブの時間だぜ
indexrewff


2009年07月24日(金)   ◎朝は文楽@国立文楽劇場 夜は明日への活力@神戸スタークラブ

 つ、疲れた・・・・。
 ほんま、疲れた。
 しっかし、楽しかった。


 朝は、9:00に家を出て日本橋の文楽劇場へ。
 この日は生協の貸切で なんと入場料が1800円!
 親子鑑賞会だったのですが、
 大人ひとりで出かけました。

 実際、こどもたちがたくさんいたのですけど、
 思ったよりも静かに鑑賞していて
 こういうところについてくる子は
 基本おとなしい子なんだろうな、と思いました。

 牛若丸と弁慶の「五条橋」が 始めの演目。
 これって 壬生狂言でもそうなんですが、
 五条橋で通る人にけんかふっかけてるのは
 牛若丸のほうなんですよね。

 この日の文楽では、
 牛若丸が強い家来を見つけるために
 五条橋にいるんです。

 で、「五条橋に曲者がいる」といううわさを聞いた弁慶が
 おれが退治してやろう、ってやってくるわけです。

 なんかこっちのほうが 筋が通ってるような気もします。


 それから、文楽紹介コーナーがあって、
 こどもたちがお人形をさわらしてもらってたりして、
 次が 「化競丑満鐘」。

 出てくるのは、狸だったり、雪女だったり、
 河童だったり、ろくろ首だったりするんですが、
 内容はえらい重い話で
 主君のお姫様のろくろ首の代わりに
 女房である雪女の首を切って差し出すというような
 ま、言ってみれば 普通に文楽にあるお話が
 妖怪たちに置き換えられてる感じでした。

 ただ、雪女の首を持って帰った使いのものが
 屋敷についてみれば 首はなくて水だけが残ってた、
 これは雪女の首であろう、なんて言ってきたりして
 そこはちょっとおかしかったんですけど、
 笑っていい内容なんかどうか・・・・。

 ろくろ首の首は、ものすごいのびてました。
 5m以上あったかな。
 でも、元にもどるときは
 するするしゅぽん、みたいにもどりました。
 掃除機のコードみたいでした。

 
 今度は、第二部の「生写朝顔話」に行こうと思います。


 
 終わったのが13:30だったので
 お昼を食べて 神戸に行って 時間をつぶして
 スタークラブへ。

 買い物してたら 結局18:30ぎりぎりになってしまいました。
 もーりーが O.Aで弾き語りしたそうですが、
 わたしが入ったらすぐに ナッパの家族でした。

 
 今日は セクマシ企画の 「明日への活力」。
 出演バンドは 

 セックスマシーン
 ザ・キャプテンズ
 ナショヲナル
 メガマサヒデ
 ナッパの家族


 しかし、ライブハウスに長く通ってると
 こういうこともあるんですね。
 出演バンド、みんな知ってるバンドで みんなすきなんですから。

 
 ナッパの家族は なんかファンが増えてるような気がしました。
 すごく盛り上がってましたよ。


 メガさん、久しぶり。
 おでこに目を描いてました。
 「夏の雫」って ほんとに胸にじんとくるメロディですね。

 ただ、声がでにくそうだった。

 新曲の 「君と闇の中に永遠に暮らしたい」みたいな歌詞、
 なんか心にしみるものがありました。



 ナショヲナルは、転換のときから暗くて
 お化け屋敷のBGMが流れてて
 ふと見ると 前の方の女の子が
 あれ、なんていうんですか、
 ナショヲナルライト?

 あれを指につけてたんで
 おおおお、濃いファンがいるんや、と感動しました。

 演奏はやっぱりよかったです。

 笑いを取りにいってるようで
 実はすごい真面目で
 そうなんか、と思ってると
 やっぱり笑いとりにきて、
 なんか目がはなせない感じがしました。

 わたしの横に たぶんキャプテンズファンと思われる
 割と年のいった女性がいたのですが、
 途中くらいから おおウケで
 めちゃくちゃ喜んではりました。

 どの曲もすごくよかったです。

 わたしは、「おばけがでるぞ」 という歌がほんとにすきです。
 あの歌を聞いてると
 こどもの頃 夕暮れまで夢中で缶ケリしてて
 気づいたら あたりはもう真っ暗で
 あわてて家に帰ってことなんかを思い出して

 特に、

 「僕には帰る家がないから
  ここで君が来るのを待ってるよ。」

 という歌詞に、
 もしかしたら 
 わたしを今でも待ってくれてるおばけがいるんじゃないか、って
 そんな気になり、最後の、

 「おばけはきえるよ」

 っていうのを聞くと
 その気持ちを思い出すために
 また会いに来たいと思えてしまいます。

 
 退場していくときの 「得意な料理はチャーハン」 に
 となりの方は 笑い転げてました。 


 終わったあと、後ろの人たちが
 「すごいなあ、うまいなあ。」と感心していました。



 次は、ザ・キャプテンズ。

 少し後ろで見てたのですが、
 わたしの後ろのカップルは キャプテンズ初めてやったみたいで
 傷彦が登場してくると
 もうふたりできゃあきゃあ大騒ぎ。

 すっごぉい!! おもしろぉい!! って
 女の子が 喜びまくってました。

 おまえのハートにピットイン、とかすごいウケてました。

 でも、今日は ぼくの天使を見つけにいかなかったです。
 最近はこのパターンなんでしょうかね。

 しかし、傷彦をみているうちに
 この人って まさにエンターティメントやなあ、と思います。

 それも優れたエンターティメントですね。

 その魅力は 男性にも充分伝わるようで
 そのカップルの男の子は 終わったあと、

 「腹立つけど 俺 めっちゃすきや。」

 と言ってました。


 そうそう、傷彦は もーりーをタロットで占ったそうです。
 結果はHPにUPされるそうですよ。




 終わりの時間がちょっと気になったので
 セックスマシーンを待つ間に
 ナショヲナルのCDを買いに行きました。

 おばけの歌の入っているCDをたずねると
 「これです。」 とギターの方が教えてくれたので
 「猛犬ロックンロール」というCDと
 あやつり人形の歌のはいってる
 「怪盗明星ナナイロ」というCDの二枚を買いました。

 で、セクマシを待っていたら
 そのギターの方が CD間違えました、と言いにきてくれました。

 「おばけがでるよ」 は、「ナナイロ」に入っているので
 「おばけ」と「あやつり人形」が聞きたいわたしは
 「ナナイロ」だけ買えばいいわけです。

 で、「猛犬ロックンロールは どうしましょう?」 と言われたのですが、
 いろいろ聞いてみたいと思ってたので
 「いいです、これも聞きます。」 と答えてました。

 真面目な方ですね。
 バンドの資質がよくわかりました。
 音楽そのものも もちろん、ですが、
 やはりどんな気持ちで音楽に取り組んでいるかは大事だと思います。


 
 さて、セックスマシーン。
 左側の椅子のあたりで待ってたのですけど、
 そこには若い親子連れがいました。
 
 いや、ほんとにパパとママなんだろうか、
 ものすごく若かったけど。

 「圧倒的な存在感!」 という声とともに
 もーりーは 後ろから登場。

 ドリンクカウンターに入り込んだりしながら

 「もっと前つめて! もっと、もっと!!」

 と、お客さんを押しながら
 「いい人どまり」が 始まりました。

 自然、そこらへんはもーりーを中心としたモッシュゾーン。
 しかも 前の方は連続ダイブ。

 なんじゃ、こら。

 ものすごいことになっとるやないか。

 いくらセクマシ企画とは言えど
 ものすごい盛り上がりになってます。


 なんかいつもとちがう熱気を感じたわけなんですが、
 今、レポをしようと思っても
 なにも書くことがありません。

 もーりー、ぜんぜんおもしろいこと言わなかったんです。

 なんでって?

 たぶん、泣きそうになってたからでしょう。

 つまり、CDのリリースの日が決まって、
 そのことを言ってから常に泣きそうな感じで
 テンション低けりゃただの人、みたいな、ですか。

 でもね、気持ちわかりますよ、
 いろいろあったじゃないですか、
 わたしでさえ そのいろんなこと思い出すと
 ぐぐ・・・ってなりますもん。

 よくぞリリースまで、ってね。

 
 あ、リリースの日は 10/21です。

 メガさんが 
 「みんな待ったよな、でも誰が待ったって 俺が待ってたよ。」
 と、言ってました。

 もーりーは 愛される人なんですね。


 曲は あまりの暑さによく覚えてませんが、

 いい人どまり
 サルでもわかるラブソング
 安全地帯
 すきなんだよ わかっておくれよ
 ねじれの・・・ なんやったけ
 頭のよくあるラブソング (このへん暑くてふらふら・・・・)
 Jフォン

 アンコール 死んじゃって頂戴


 わたしはあまりの暑さに Jフォンの後、
 ドリンクをもらいに行ったのですが、
 もーりーは アンコールの前に
 胸がいっぱいになって
 うまくしゃべれなくてすみません、みたいなことを言ってました。

 その中で、ふられた女の子に
 「わたしのこと歌にしてもいいわよ」って言われたとかで
 これはかなりおもしろかったです。

 で、アンコールが 「死んじゃって頂戴」やったわけですが、
 メガさんが 死んじゃってTシャツで
 ダイブしてました。


 今思い出してみると、

 「英語わかんないやつは帰れ」 とか

 狂言の「ぶす」の話をして

 「学校で習ってないのか?」 とか

 結構言ってましたかね。」


 でも、今日はリリース発表記念企画で
 もーりー感無量がテーマでありました。


 
 終わってみると、思ってたより時間が早かったので
 セクマシの新しいタオルを買いました。

 わたし、赤のBUDOUKANタオル持ってなかったので 
 赤のタオルはうれしかったです。

 

 さっき、ナシャヲナルのCDを買った時、
 「最後までいてくだったら サインしますよ。」 と
 言ってくださってたので、
 サインもらおうかなと思ったのですが、
 ナショヲナルのところ たくさんお客さんがいて
 それを待ってる時間まではなかったので
 残念ですが、帰りました。


 そしたら、帰り道、二人組の人たちが
 ナショヲナルのことを話していました。

 「四星球もいいけど、ナショヲナルいいよな。」
 「うん、めちゃよかったな。」


 三ノ宮のコインロッカーから荷物を出そうとしたら
 近くのロッカーから荷物を出してた女の子が
 持っていたCDを荷物の中に入れていました。

 ナショヲナルのCDでした。

 すごいねえ、みんなよかったと思ったんやね。

 次はたぶん8月のスタークラブかな。
 楽しみです。



 セクマシも、リリースにともなって
 ライブがいっぱいあるみたい。
 うれしいです。



 しかし、ほんとに疲れた。

 文楽といい、
 ナッパの家族といい、
 メガさんといい、
 ナショヲナルといい、
 キャプテンズといい、
 セックスマシーンといい、

 一日中、濃い〜い化けものにまみれた日でした。


 電車の中で眠ることも出来ないくらいのこの疲労って
 化けものたちにとりつかれたからだったのかもしれないです・・・・・


 (この日はほんとに阪神なんば線に感謝しました)

  
 


ちどり |Home