気がつきゃライブの時間だぜ
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2009年07月26日(日)   ◎MEET THE WORLD BEAT@万博公園もみじかわ広場

 はがき、40枚くらいだしたんですけどね。
 ダメでした。
 そうは甘くないか。

 というわけで、外聞き決定。
 でも、西日本は大雨で大変なことになっていて
 今日も大阪は雨の予報です。
 もしかしたら豪雨かも。

 家を出るときは少し雨が降っていて
 さすがのわたしも

 なんで家でTV見とけへんねん、
 そしたら涼しいし、顔だって見えるし、
 なんで雨の中、あたってもないコンサートにいくねん、
 ここで家にいとかれへんこの自分がきらいやわ、

 と、なんか意味のわからない自己嫌悪にかられながら
 出かけていきました。


 でも。

 でも。  

 でも。




 ほんとに行ってよかった!
 この上なく楽しい一日になりました。


 
 わたしが万博公園についたのは 11:00。
 会場に着いて気づいたんですが、
 11:00はOPENで、12:30がSTARTやったんです。

 え〜、見間違えた。
 あと一時間半もどうしよう。
 しゃあない、民博でも行っとくかぁ。

 と、思って、そっち方向に行くあいだに
 気持ちいい風の吹き抜けていく
 木漏れ日の下のベンチを見つけました。

 目の前は、ひまわり畑。

 よし、ここにいとこう。
 ここならのんびりできそうや。
 音も結構聞こえるし。


 そんなわけで そのベンチのとこで
 友人Aさん、Bさんとも合流して
 まったりのんびり コンサートBGMに
 エレファントカシマシまでの間、おしゃべりなんかしていました。


 で、そのうちに友人Bさんの知り合いから
 ステージがかいま見える場所に陣取っているから
 こっちへ来ないか、との連絡。

 重ねて、中に入って聞いている聞いてる友人Cさんから
 次はどうやらエレファントカシマシらしい、という情報。

 そこで、わたしたちはそっちへ移動することにしました。

 行ってみると、
 さすがに遠くて豆粒のようですけど、
 ちゃんとステージの見える場所でした。

 おおきなモニターも見える位置でしたので
 これはもう大満足です。

 そこらあたり、たくさんの人 (つまりはずれた人たちですね) が
 シートをしいて音楽を楽しんでいます。


 着いてしばらくすると、エレファントカシマシの名前が
 クレジットされました。

 宮本さんは、
 一目で宮本さんだとわかる白シャツでした。
 わたしの欲目かもしれないけど
 宮本さんの白シャツだけ
 白さ具合がぜんぜんちがって
 光り輝いてみえました。


 一曲目は 「今はここが真ん中だ!」 でした。
 宮本さんの歌声が流れてきた瞬間、
 ほんまによっしゃあ! って思いました。


 2曲目は 「悲しみの果て」、
 次は 「今宵の月のように」でした。

 どちらも大歓声があがります。

 そりゃ、そうでしょう。
 この夏の長丁場のイベント、
 エレファントカシマシがお目当てでない人には
 聞いたことのない歌など 拷問でしょう。

 そこのところを知ってか知らずか、
 今日のセットリストは メジャーな歌ばかりでした。


 「俺たちの明日」
 「笑顔の未来へ」
 「ハナウタ」


 わたしたちは文句なんていいません。
 来られないかもしれないライブだったんですから。
 見られないかもしれないライブだったんですから。

 雨が降らなくて
 声が聞こえて
 姿が見えるんだから
 もう、充分です。


 「笑顔の未来へ」 の前には

 「僕は なぐさめるより なぐさめられるほうが得意です。」

 と、言いました。


 なぐさめられるほうが多いとか、
 なぐさめられるほうがすきとか、
 そういうことだったらわかりますが、

 「得意」 ってなに?


 わかれへん。


 でも、なんかかわいい。



 歌の中では、

 「あなたを一緒につれていくよ、笑顔の未来へ」

 と、歌ってたように聞こえました。



 それから、

 「みなさん、こんな素晴らしいイベントにタダでくるなんて
  みんな熱心ですね!!」

 とか言ってました。

 思うに、たくさんアーティストさんが出ましたが、
 このイベントがタダであることにふれたのは
 宮本さんだけじゃなかったでしょうか。

 どういうふうに思ったんでしょうね。
 
 当たるようにいろいろ努力したことが
 「熱心」だと思ったのかな。

 タダのイベントなんてたかがしれてるだろうに
 こんなにたくさん集まってくるなんてすごいな、と思ったのかな。

 いや、これね、たかがしれてないんですよ、
 かなり著名な方たちが出演するイベントなんですよ。


 ああ、やっぱりわからない、この人の発言はわからない。



 それで、メンバーを紹介していく時に

 成ちゃん 「帽子が決まってます。」
 トミ   「同級生」
 石くん   ・・・・・忘れた。
 ヒラマさん「スペシャルゲスト ミッキー」
 蔦谷さん  ・・・・・忘れた。

 それで、自分のことを
 「総合司会の宮本でした」 といういつものセリフを

 「ソウゴウリカイの・・・・ もにょもにょもにょ・・・・。」

 と、噛んでました。

 わたしたちは 大笑い。
 あそこで噛むか〜、ってめちゃくちゃウケました。


 前後しますが、「俺たちの明日」 は
 後半歌詞を忘れて これも もにょもにょ言ってました。

 思わず笑ってると 宮本さんは いきなり

 「うおぉ〜〜〜!!」

 みたいなシャウトをして

 「あ〜、ごまかした〜。」 って これも大笑いでした。



 「ハナウタ」は、とってもよかったです。
 特によかったのは
 アウトロのところのアドリブスキャットです。
 すごく軽やかにリズムにのり、
 でも、上っ面だけじゃない重さのある声とスキャットで
 ほんとに素敵でした。

 わたしにとっては 日本一のシンガーだと、確信しました。

 (何度目の確信だ〜)
 
 

 えとね、今日のコンサートはSSTVで生放映があって
 うちでは 娘が○ャニーズ見たさに
 26時間TVに張り付いてるので
 エレファントカシマシが始まったときには電話して
 エレファントカシマシのとこだけ録画してもらうことになってました。

 ところが 宮本さんが出てきた時
 あまりのうれしさに すっかり電話するのも忘れ
 途中で思い出して 急いで電話したのですが、
 やはり、最初数曲は撮れていませんでした。

 で、撮れてたところは、家に帰ってから録画を見たので
 以下、録画を見たのも合わせて レポします。



 なんの歌だったかな、
 イントロかなんかで 成ちゃんを前に連れ出したのですが、
 やはり 成ちゃん自分で戻れず。

 フレーズのあいまに宮本さんが短く、

 「戻れ」

 と、言いました。


 この場面、初めてエレファントカシマシみた人は
 ちょっとビビるでしょうね。



 最後は 

 「若いときの歌ですが、
  『ファイティングマン』 でお別れします。」

 みたいなことを言ってて、
 こういう言い方 初めて聞いたなあと思いました。

 現地で見ていたときは このMCまでは聞こえなかったので
 宮本さんが 「石くん!!」 って言って
 「ファイティングマン」のリフが聞こえた時、
 「『ファイティングマン』や!!」 って とてもうれしかったです。


 ところがですね、
 TVで見ると この石くん、
 両方のふとももがほぼ180度なくらいの開脚ガニまた。
 で、まるで人形のように微動だせず 
 頭だけ振りながらギターを弾いているんですよ。

 なんやねん、
 なんやねん、これは。

 笑わずはいられないですよ。

 で、歌が始まる前、宮本さんにこずかれて
 弾けたようによろけながら うしろに引っ込んでました。

 虐待や、あれ。



 よくはわからないですけど、
 やはりワンマンライブのときほどは 会場が沸かなかったのか、
 間奏のところで 突然やけっぱちにキレたかのような宮本さん。

 狂ったように頭の上で手拍子しながら
 ステージを駆けずり回っています。

 その様子は肉眼でもはっきりわかって
 これももう 大笑いです。

 で、あんまり走り回りすぎて
 ♪ らんてぃむらぁのらったんでぃ に間に合いません。

 TVで見ると ほっぽったマイクが
 以外と遠くまで行っちゃってて

 (あるいは ステージから落ちてぶら下がってた?)

 まるで漁師さんが網をたぐりよせるみたいに
 必死でマイクコードをたぐりよせ、
 スタッフさんも手伝ってたみたいで
 ようやくスタッフさんからマイクを手渡されると
 ひったくるようにそれをつかんで
 突然 「いえぇぇぇぇぇぇ!!!!!」 って 叫んで、
 
 もうTVの前で 娘と大爆笑でした。


 で、このあたりから 目が尋常じゃくて
 めちゃくちゃかっこいいんですよ。

 完全に危険人物。


 「えびばで ふぁいてぃんぐまん!!」
 「みんなが ファイティングマンだ!!」

 とか、叫びまくってました。



 でも、一番おかしかったのは、

 「お前の力必要さ。 おら、そこの青瓢箪!」



 青瓢箪!!

 なんて久しぶりに聞いた言葉なんだ!!

 昔はよく耳にしたもんですよね、青瓢箪って。
 ここ20年は聞いたことなかったですよ。

 まさか、ロックコンサートで再び聴くとは夢にも思わなかった。

 
 すっとこどっこい、くらい おかしい。

 絶対おもしろい。


 わたしの中で 今年のベストになりそうな勢いです。

 今、書いてても 笑いがとまりません。


 わらいの中、エレファントカシマシは終わりました。
 めちゃくちゃ満足〜。

 来てよかったよ〜。



 すっかり目的を果たした感のわたしたちは
 友人Bさんのお知り合いの中に
 なんの面識もないのに入り込んで
 お寿司やビールをご馳走になるありさま。

 しかも、お知り合いの方や その後に続くライブには
 ほとんど興味なく
 ただただ分けのわからないバカ話に興じておりました。


 わたしとBさんの話題の中心は ほぼ 「奥野さん」。

 嵐の大野くん、を言い間違えて、
 「嵐の奥野くん」 と言ってしまったのは 大失敗でした。

 あと、
 のんだくれたハゲの Aっちゃんの話や、
 物販にいたグレートさんが 高校生に
 「ベース、うまいじゃん。」 って言われた話や、

 とにかく酔っ払いながら ずっと笑ってたような気がします。


 結局、雨はほんのちょっと降っただけで
 この長時間のライブは 無事終了しました。


 あ、そうそう、最後、出演者全員で
 清志郎の 「Oh Radio」 を歌ったのですが、
 エレファントカシマシだけ その場におりませんでした。

 徹底してんなあ。

 ライブが終わったのが15:00くらいやったから、
 もう新幹線の中かなあ、と話していました。

 ある意味、あの場におったら
 どうしていいかわからないですけどね、わたし。



 それから、夏フェスグッズ、
 中にいたCさんに買ってもらいました。

 紺の男てぬぐいと 黒の男バスタオル。

 めちゃうれしいです!


 で、この夏は がんばって、
 青瓢箪グッズを作ってみたいと思っています。


 
 楽しい一日、みんな、ありがとうございました!


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