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| 2006年10月02日(月) | ◎セクマシ企画「明日への活力」＠神戸スタークラブ�� |
で、次はザ･ゴールデンローファーズでした。
わたしは 初めて聴くバンドです。
ボンさんの 「お気に」 のナカツカくんっていうキーボードの人が
いるらしいです。
はは〜ん、あの子か、ナカツカくんって。
ぱっと見、ルート33の増田くんに感じが似てる。
実は わたしは増田くんが かなりすきなんですよ。
それで ベースを準備している人を見てびっくり。
あ、ファンキー・パンキーのギターの人がいる！
・・・よく見たら ちがいました。
ギターの人は 二枚目でした。
でも わたしは こんなふうな、
めっちゃモテそうな人は 苦手なんです。
冷たくされそうで・・・。
それで ライブが始まって
出てきたボーカルさんがDB。
「DB！ DB！ でーびー！ でーびー！ ・・・でーぶー！ でーぶー！」
「誰がでぶやねん！」
みたいなノリで出てくると
確かに かなりふくよかなDBさんは
スパンコールいっぱいの帽子に
豆ライトのついた眼鏡をかけていました。
普段のライブなら 笑ったでしょう。
でも、さっきまで出てたバンド 大根やったし。
ブリーフやったし。
しかも ブリーフの前に光一くんつけてたし。
ついつい 「ふ〜ん・・・。」 くらいで 終わってしまいました。
でも、歌はとても素敵でした。
特に奇をてらったでもない スタンダードな
それでいて なにか新鮮さを感じる
とても好感のもてる演奏でした。
キーボードで 携帯の音を出して
電話をするコントみたいな前フリのあと歌ったのは
BO GUMBOSの 「もしもし！OK！！」 でした。
最後の歌は 「ニューミュージック」 という歌でしたが
DBさん 大熱唱でした。
高い音、苦しそうに出すのですが、
実は 全然余裕で出る音程で
これ以上出ない？
あ、すごいかっこよく出てる！
みたいなハラハラ感と感動があって
すごく説得力がありました。
最後 お立ち台の上に寝っ転がって
はあはあって やってはりました。
ローファーズは わりと前の方で
余裕を持ってみてたのですが
ローファーズが終わると 突然 前の方に人が押し寄せてきて
これは すごいことになりそうだ、と
後ろで見ることにしました。
果たして 1曲目から ものすごいモッシュです！
今まで モッシュからなるべく離れるようにしてたんですが
もう逃げ場がないくらいのモッシュでした。
ほんまに わたしの方に来たら
思いっきり押したろ、と 決心したくらいでした、
ダイブもかなりありましたよ。
PANは 2回目なんですけど
わたしは だいすきですね、このバンド。
一言でいうなら すごく大阪らしい感じがしました。
底抜けのはちゃめちゃさと 底に流れるPAIN。
下手な希望なんかもたないけど
決して あきらめたり 捨てたりしない。
現実をしっかり見据え
なにもかもわかった上で
『がんばりまっせ！』
って 連呼するのです。
歌を聴きながら モッシュする若者たちを見ながら
この歌に共感するこの若い人たちは
自分をよく知っていて
きっと 日々の生活を真面目に生きて
そして ここでこうやって 自分を表現してるんじゃないかな、と
そんな気がしました。
つまり PANというバンドは
そういうものを伝えることが出来るだけの
ポリシーを備えたバンドであるように思いました。
激しい曲もよかったですが
「夜明け前」 と言う曲、ほんとに心にしみました。
ま、でも、ここに出てくるバンドですから
ちゃんと笑えます。
まずは パン投げ。
この前は 江坂のバケットでしたが
今日は 「白いロールパン」 とかいうやつでした。
あれ、マーマーレードつけて食べるとおいしいんですよね。
それから VO.の川さん、だったっけ、
この人が 308号室に住んでいて
307号室に住んでるのが女の人で
この前 初めて廊下で出会って
すれ違って しばらくしてから振りかえると
向こうも振りかえってて
なんか キマリ悪かった、って話、
意外にシャイなんだな、と思いました。
なんか 大阪のノリで
冗談のひとつでもかまして
おもろい兄ちゃんになってるのかと思ってましたから。
もうひとつ おもしろかったのは
告知の時に ベースの人が
「音 ください」 って言ったら
流れてきたのが 「STAND BY ME」 のイントロで
告知せずに 「WHEN THE NIGHT」 って 歌ってたの。
やり直しに また そのイントロ演ってると
今度は 客になってた花団のかずくんが
「WHEN THE NIGHT」 って 歌って めっちゃおもしろかった。
それから、
「このイベントは いろいろとハードルが高くて
出るのいやなんですけど。」 といいながら
「でも この企画がずっと続いていってほしい。
そして ぼくらも無理してでも この企画に出たい。」
と 言うてました。
で、「ボーカルがみんな降りてたから。」 って
ステージからおりてきて
「なんかこう みんなで輪になってぐるぐるまわるみたいな。」
とか言って くるみちゃんは もろに
「おまえはやれよ！」 なんて 言われてて
そこらへんの人が肩組んで 輪になってぐるぐる回っていました。
こういうの CDJの10−FEETで見ましたが
あれはずいぶん広い会場で
こんな狭いライブハウスで見たのは 初めてでした。
あ〜、ほんまにいいなあ、このバンド。
ぜひ また見に行きたいです。
さて、次はいよいよセックスマシーン。
ところがあなた、もう10:00じゃありませんか。
残念ながら ボンさんは タイムリミットで
ここで 帰宅することになりました。
かくいうわたしも ちょお〜っと終電が気になります。
ええい、しかたない、
いざとなったら 大阪駅からタクシー乗ろう、と
決心を決めて トリの演奏に挑みました。
客電は消えましたが、
なかなか SEが流れなくて
どうなってるの？ と思った頃に
ようやく 流れて来ました。
セクマシは 1ヶ月半振りですね。
久々に見たたっちのダンスは
めっちゃ気合入っていて 笑えました。
で、もーりー登場です。
ものすごい歓声です。
なんていうんでしょうか、
しばらく振りに見たもーりーは
かちっと 硬派に男っぽくなった感じがしました。
・・・なんかあった？
そして 最初の 「いぇ―い！」。
もう めっちゃ待ってたんやし、
思いっきり 「いぇ―い！！」 って レスポンスすると
会場中 同じ思いやったみたいで
すごい歓声が上がりました。
「今日のスタークラブは いい感じだ。」 と 御満悦。
「だが まだ肩が触れ合っていないだろう。
後ろの君たちに なにが出来るか。
YOU CAN DO IT！！
前に詰めてこれる！」
そして くるりと背中を向けて
「後ろ向いててあげるから。」
なんか かわいい、その姿。
で、ちらっと振り返って
また 背中を向けて
「ずりずりって 少しずつ。」
とかなんとか そんなん言うてました。
「始めの第一歩」 みたいやなあ。
で、
「終電のことが気になってるやつもいるだろう。」
のことばに 会場には さ―っと現実が流れました。
「笑えない雰囲気になってるな。」
ええ、実際・・・。
そして
「どんな状況でも 対応できなくてはいけない。
例えば 最初の曲が しゃとざは―！ でなくても
君たちは対応できるかどうか。
一度 やってみよう！」
何が流れてくるんだろう、って
ちょっと緊張してたら
それは
♪ プリキュア プリキュア〜 でした。
会場中 大きな手拍子が起りました。
でも この曲やったら
たっちは どんな踊りを踊るんやろ？
「予期せぬことにも 対処できないと。
向こうから ハイテンションの外人がやってきたとする。
どうする？
ハイテンションには どうやって対処する？」
え・・ なんやろ・・・
「それは―。」
ここで マイクをはずして 口パクで、
「テンション。」
と 森田くん。
「ハイテンションには MOREテンションだ。
おい、おまえ やってみろ。」
と 村山くんをご指名。
そして ほんまに おバカなハイテンション外人を演じると
村山くんは さっきまでの寡黙なイメージを かなぐり捨て
両手を上げて 「があぁぁ〜〜っ！」 って。
さすがに 驚く森田くん、
「おお、おまえは勝った。」 とか言うてました。
どこやったか忘れましたが、
よく聞こえなかったんですけど
「（なんとか） NOTHING」 って言って
お客さんがきょとんとしていると
「英語 ダメか？」
しばらく 客席を見渡し これもマイクをはずして 口パクで
「ばかばっかし。」
って言ってました。
ほっとけ。
ま、いろいろありまして ようやく1曲目です。
もちろん 「サルでもわかるラブソング」。
いや〜、もうめっちゃくちゃうれしい！！
しかも さすが企画イベントだけあって
すごい盛りあがりなんです。
声も限りに 「おれ！ おまえ！ すき―！」 って叫んで
歌に入ったとたん
突然 モッシュが始まりました。
わたしの前で 大人しげに見ていた
物静かそうな若い男の子が
いきなり 手を上げ ぴょんぴょん飛びながら
モッシュの中へ 突っ込んでいきました。
すぐに姿は 見えなくなりました。
ほんとすごい騒ぎになってます。
さっきのPANで ええ加減免疫できてましたから
別に ちょっとくらいぶつかられるのは かまわないんですが
背の高い男の子たちが がんがん 前の方にやってくるので
わたしなんか なんにも見えません。
で、しかたないので
少し後ろに下がって見ること、いや、騒ぐことにしました。
この歌が終わったあと
森田くんは
「あんまり反応がいいので とまどっている。」
って言ってました。
そうですよね、
たいてい ここで指導がはいりますもんね。
次は ばんざいして 「いい人どまり」 でしたが、
あんまりの弾け方に わたし 歌の記憶がありません。
あ、そうそう、なんか途中で
マイクの電池交換がありました。
「ここにマイクがある。 そして電池がある。
これをここに入れて・・。
そうすると ガムテープがいるな。
スタッフのやよいちゃん、おおかわやよいちゃん、
ガムテープ ください。」
すると 物販にいたやよいちゃんが
「は〜い！」 とか言いながら
ガムテープを ぽ―んと放り投げました。
で、お客さんが次々にそれを舞台まで送り届けました。
「やよいちゃんは 今 火遊びがしたいそうだ。
それを聞いて よっしゃ〜、って思ったやつもいるだろう。
口に出しちゃいけないぞ。
心の中で よっしゃ〜、って。」
やっぱり 破局をむかえたのでしょうか、やよいちゃん。
それから 始めて聴いた曲です。
「死んじゃって頂戴」！！
わたし これ、一番聴きたかった！！
あんねえ、泣いたんですよ、これ。
始めて聴いた時に。
これは感情移入とかじゃなくて
森田くんの歌い方に 涙を誘われてしまいました。
だからほんと 聴けてうれしかったです！
でね、途中で
「あ、タオル巻くの 忘れてた。」 って。
あ、あれ、忘れてたんかあ。
ジーンズのことにつけてたから
今日は それで行くんかと思ってた。
続きまして 「報われないぜ」。
これは優雅に手を振らないとならないそうです。
「ネクラ」 のイントロギターは
いつもの 「おかんむり―！」 ではなくて
「うちのギターの御褒美だぁ―！！」 って 言ってました。
ブレイクは なが〜いMCがありましたが
あ〜、忘れた。
もしかしたら 今まで書いてたどれかが
ここんとこのMCだったかもしれません。
「大変なイベントで バンドの人たちは疲れただろう。
拍手！！
半分しゃべるってことで
ボーカルの人たちがすべってる時も
楽屋では おおウケだった、と伝えておこう。
しかし 一番疲れたのはずっと聴いていたお客さんだ。
拍手！！」
そして
「また こんな企画をしたいし、
もっとすごい企画もしていこうと思う。
ワンマンをやる。」
えええええええええええええええ〜〜〜〜っ！！
わ・ん・ま・ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ！！
うっわぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ！！
絶対行きたい〜〜〜〜〜〜〜〜っ！！
「セクマシのHPの動向に気をつけておくように。」
それから URLを言って 最後の 「M」 の発音を
「えむ、じゃないぞ、 エンムだ。」
と言ってました。
それから 「伝えたいことがないんだ」 を歌って
最後の歌にいく前に
「お水をください。」 って言って
「途中でお水をのんでしまうボーカル・・・」 って言いかけたら
「ちゃんとせぃ！」 と例の声。
森田くんは 妙に素な表情で
「してるつもりですが・・・。」 と。
「まわりにしんどくなってる人がいたら
お水をあげてください。
お水で人と人を繋ぐ。
お水に拍手！！」
沸き起こる真面目な拍手。
その時は わたしもなんか拍手してたんですけど
冷静になって考えてみると
なんで 真面目に拍手したんだか・・・。
最後の歌は 「安全地帯」 でした。
もう汗びっしょりだったんですが
跳ねて 歌って
いったい どこにこんな体力があったやら。
歌が終わると
ぅおっと！
終電まで あとちょっと。
「ALWAYS」 を聴きながら
かばんを取りに行き 出口前で
外に出るスタンバイをしながら 4人を見ていました。
すると 森田くんが
「いつかライブに来れない状況になるかもしれないけど
来れる時には 来れるだけきてください。
来れない時は ライブの記憶を・・。
だから 来れるだけ来てください。
ぼくたちも やれるだけやっていきます。
聴き足りないって人は また遊びに来てください。
この歌のように いつもあなたのそばに。
ALWAYS。」
思わず 拍手してしまいました。
そして 森田くんの姿が見えなくなった時点で
楽しかった、ほんとに楽しかった、
今日のスタークラブのドアを開け
ぱらつく雨の中、
駅へと走り出しました。
終電には 余裕を持って 間に合いました。
でも 電車の中で 猛烈に眩暈がしてきて
倒れそうになりました。
あ・・・ わたし 体調悪かったんや・・・
と、やっと 思い出しました。
でも 西ノ宮あたりでは それも回復。
どうやら 走ったための貧血だったようで
体調自体は 治った模様です。
あ〜、またライブで治ったわ〜。
と、思いながら やっと気付きました。
傘 忘れてきたし・・・。
