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2012年05月11日(金)

「ブログとかツイッターを普通の人がやる意味がわかんない!」

随分前になるが。
昼食でパスタ屋に言った時のこと。
隣の席の女子社員風の人が、「ブログとかツイッターを普通の人がやる意味がわかんない!」と言う。

本を読むふり続けつつ、話が面白くて聞き入ってしまった。 
彼女の主張。

・商売している人が宣伝でやるのはわかる。
・私も乗り遅れるのも困るなと思って、アカウントは持ってる。
・でも、知り合いに伝えたいことは直接とかメールとかで言う。
・日常生活別に書くほどのこともない。
・たまのイベント(友達とどっか行ったとか)も個人情報だしちゃいけないかなと思って、書くの遠慮してしまう。
・の一方で、人にはしっかりブログとかに顔出し写真とかアップされて、削除して欲しいなと思いつつ、何様と思われそうで言えない。
・それか、「この間の旅行の書いたよー」とか知らせてくる度に、読まなきゃいけなくて、大して面白くもないし面倒くさい。
・放置していると「見てくれた?」と聞かれて、「見てない。」と答えるとすっげー冷たい人扱いされる。

結論:面倒だからいらん!

だよねぇ。わかる。
知り合いの知り合いの次くらいの女子高生のブログ見た(見てと言われた)ことがあるけど、面白くない上に色々無防備ではらはらする。
他の人のも見たけど、要するにしみったれた日常なんて人が読んで面白いもんではない。

って、Webの日記に書いているお前はなんなんだというと。
そりゃ自分が楽しいからだろ。

加えて、見たこともあったこともない人のブログ(その類を含む)も頻度はまちまちだが定期的にチェックしている。
山本耕史さん系で4つ。
⇒ 視点の置き方と文章が丁寧/短い感想がぴりっと鋭い/情報が幅広い/上機嫌は大人の作法 の4種類だ。
他2つ。
⇒これは2つともに、生活のあれこれの選び方が素敵。


何故読むか。
それはその人の魂が好きだから。
何を考え、何を思い、を知ることが楽しいし、興味深いから。

思うにWebって自由じゃん。
背後霊のようにつきまとう、容姿外見、財力、社会的地位のフィルターをかけずに、魂むきだしで勝負かけてる感じ。
そのナマな感じが好き。
あと、敢えて金にもならんもんをちまちま書きつける表現衝動の業のようなもの、(日常生活で昇華しきれない情動か?)が愛おしいから。
(もちろん好みはある)

だからこれからも、きっと読むし、おそらく書く。
私はな。

でもスキーやる人もやらない人もいるんだから、別にWebでの発信なぞ、したくなければする必要なく。
つか、スキーなみにやる人少なくてもよさそうだが、妙に強制力がある風潮はたしかにいやだな。
でも、かつてはスキーだって「えーやらないの」の時代もあったのだから、そのうちブログとかもすたれるかも知れん。



alain

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