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2010年04月11日(日)

わが家の歴史の感想

期待はずれ。

昭和のあれこれを入れたいのはわからないでもないが、入れすぎて散漫な印象。
白井義男とか升田幸三とか仲代達矢、あと急には思いつかないが、いらない人は他にもいただろ。
出てくる必然性も無い上に、別に面白いシーンでもなかった。
三輪様は面白いし、遠藤周作や永井荷風、糸川英夫は役割があったから良いのだけれども。

コスプレに時間割くなら、その分メインキャストの気持ちを描いてほしかった。
また、発表された時点でも思ったが、動画で見て気持ちを上乗せして、断言。
あいぶさきの美空ひばりはない。
背中が痒くなった。

あと全体的に妙に説教臭のも。余計なお世話な感じ。
三谷さんも年取ったということか。

また、演出にスピード感がなく、冗長で退屈でした。寝そうになった。
笑わせたいのか泣かせたいのかを絞りきれず、二兎を追うもの のパターンかと。
映像や光のあしらいは綺麗だった。

キャストについては。

柴咲コウは好きな女優さんだけれども、この役はミスキャストでは?
全然魅力が感じられなかった。

まつじゅんは生真面目に物静かな役がはまっていて良かった。
佐藤隆太は大泉洋とキャラがかぶってしまい、印象薄く損な役回りかも。
また、隣に並んだまつじゅんを兄貴と呼ぶには絵づら的に無理がある。

堀北真希は予想以上に良かった。
間合いの取り方が絶妙に上手いし、声に表情があり、かつ、若いのに母性が厚い。
これから年齢を重ねていくのが楽しみな女優さんだ。

えいくらは可愛かった。のびやかで見ているだけで幸せになれる。

長澤も予想外に良かった。悪意も知恵も底が浅い人の役をやらせたらはまるなぁ。
ベストフレンズ(だっけ?)でもそんなキャラだったもんね。
もこみちのロボットなみに、そういう使い方があったとは。との感想。

山本さんは出番は少ないけれども、キャラが強く儲け役だったように見える。
藤原竜也くんについてもそう思ったけれども、
脚本家と役者の間に「彼ならこの台詞はこんな感じで言うだろうか」
「三谷さんはきっとこういう絵を思って書いているな」との意識のパスが通じていると、シーンがいきいきとする。

真希ちゃんとの相性も良く、ダメ人間のくせにところどころ端正にカッコ良く、そこそこ楽しんだ。
ただラテ欄とか事前番宣での扱いの悪さにちとむっとはしている。

大泉洋はアフタースクールで認識を新たにして以来、割と好き。
メインだとうざいが、弾むような切れもありつつ、ほんわかした存在感は貴重。

天海祐希はとにかくカッコ良かった。

が、三話ではどうにも。
本妻をどういう人物に描きたかったのかさっぱり分からなかった。

西田敏行演じる父のいい加減さも、象がこなかったくらいは笑えるが、
息子の嫁に公開ストリップをけしかけ、孫の養育費に手をつけるところまでいくと、
愛嬌は雲散霧消し、後味の悪さだけが残る。
三谷幸喜脚本に時に思うのだけれども、男のだめの描き方がくどい。
芹沢鴨の時もそう思ったけれども、ぐだぐだぐだぐだが延々続くので、いらいらして全て蹴倒したくなる。
加減というものを考えて欲しい。
年とともに、しつこさが嵩んでいるようにも思う。

番頭格が持ち逃げも暗すぎ。

あ、暗いと言えば、玉鉄。
これも儲け役だったかもしれないが、とにかく鬱展開すぎて楽しめなかった。
でも、戦後史のダークサイドを背負う役としては、この役はありだったのかもしれない。
玉鉄も丁寧に演じていて、見ていて辛くなりつつ、
思っていたよりちゃんと演技する人なのだと評価UP。

古川ロッパの人生も描きたかったのはわかりますが、
とにかく、あれもこれもでもういっぱいいっぱい。いらなかったんじゃないのと思う。
寺島進の演じたアメリカかぶれ。これもいらん。

だって、わ・が・家の歴史なんでしょう?
昭和の歴史なのか、有名人の歴史なのか、その他一般市民の歴史なのか
やっぱりこれまた二兎か三兎を追いすぎている印象。
もっと、家族の心情を描いてほしかった。

海難事故を生き延びた義男が、心の痛みも感じさせず、あっさり日常生活に戻りすぎ。
労わる家族の暖かさも感じられず。

最後、ゆかりが消えたのも、何をどうしたかったのかわからん。
あのまま、いたらどうしてだめなの?


この構想○年、製作○年(○か月?)の記念番組ってあおってこのレベルなんだー。
テレビ朝日は『刑事一代』は見ごたえのある作品だったのにね。

なぁんかフジテレビの先行きに期待持てないな。
迷走中との評判は正しいようだ が、3晩見た結論でした。



alain

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