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良かったねー。 昨今、興が殺がれず最後まで見られて、かつ、見終わって「見て良かった!いい時間を過ごした!」と思えるドラマって、中々無い。 まさに監督のおっしゃる"大人の本気"を見せていただいたドラマでした。
期待はしていたけれど、期待以上でもあった。 懸念もあったですよ。最近のTV朝日のSPドラマでいうと、 『落日燃ゆ』は、べったべたで下世話な作品になっていたため、ほぼ早送り視聴で済ませた。 『警官の血』は、監督のなのかなんなのか、老残の性欲がねっとりとまとわりつくような画像に、 これもまた昭和のエネルギー・・・と思いつつ、草食好きとしては後ずさり。
今回の監督が撮った『点と線』についても、血と暴力がなんつーのかな生臭い動物性みたいなもの?が 好みじゃなく、まぁ流石の力量でまとめては来るだろうが、好きかと言うと微妙かもと思っていた。 が、あの作品の個性はたけしの持ち味だったようだ。(たけしについては、作品も演技も好みから外れる)
『刑事一代』は好きでした。
気に入らなかったところは3箇所くらい。 1)福島の聞き込みのシーンのお天気雨。日が燦燦と照ってるのに雨がざーざー降っている。不自然。 諦めて晴れてるシーンにした方がましだったのでは? 影を消すCG処理とか無理なのか?(やれたらやってただろうから、予算の範囲内では無理だったのだろうな)
雨の中での土下座という劇的効果を狙ったのか、シーンの繋がりかはしらんが、 せっかく色々凝ってるんだから、何とかして欲しかった。
2)週刊こども新聞の記者とカメラマン、何とかならなかったのか。 スポンサー関係だろうか? もしくは、綺麗どころを足さないと企画としてまずかったのだろうか?だから女の子? 女性カメラマンにするなら、友情出演でもいいから、せめて米倉涼子あたり持って来て欲しかった。 もしくは渡辺謙の権力をもって実の息子と娘をねじ込むとか。 そっちの方がかなりましだったはず。
回想シーンに入れ込まず、かつ、台詞も極力少なかったので被害は最小限であったかと思うが、 他の完成度が高かっただけにもったいなかった。 ただ、カメラマンの無知を使って用語説明が出来たのは、便利でしたね。
同じく鳥越さんじゃなくても良かった気がする。 予想外のかつぜつの悪さで驚いたのが、野村宏伸。もうちょっとましかと思いました。
とにかく、画面の端の端や、ワンシーンまで芸達者を入れ込んでるだけに、 半端もんは目立つ目立つ。
3)ドラマについてではなく、ホームページについて。 キャスト表に載っている人が少なすぎ。 こども新聞の記者とカメラマンなぞ、どーでも良いから、各事件ごとの刑事部屋の面子を載せて欲しかった。 その方がずっと楽しめた。
こんなところかな。
良かったのは書ききれないけれど。 特に強い印象を残したのは余貴美子と萩原聖人。
迫力あったねー。 ある意味やり易い役(平穏より劇的のほうが表現しやすいとの基準軸)ではあったけれども、 地力を見せ付けた感じ。
高橋克実も素敵でした。
山本さんも静かな耐える役を丁寧に演じていたと思う。 それにしても人形のように綺麗だなと改めて実感。 オヤジわらわらだったので余計そう感じたのかもしれないが、5年前とかと比べて人形度合いに拍車が掛かってきたようにも思う。 一体この先どうなるのだろう? でも、大人の男にもなってるところが不思議。 こんな力の入った作品に、山本さんが参加できて良かったなぁ、いや、選ばれる存在でいるのは凄いなぁの方が合ってるか?と思う。
キャスティングのトリガは銀平かな?
ただ、アタ男を始め、その他ドラマで思う、"上手いなぁ"、"やっぱ演技力のレベルが違うよな"とかは、 今回全然思わなかった。 劣ると言っているわけではなく、辛抱タチ役に近い発散できない役で不利でもあったが、 周りの実力とホンキが凄すぎた。 と、考えると流れ崩さすに溶け込んでるだけで一先ず、かなり高い基準でクリアはしてるんだろう。
同年では池内博之もベテラン勢の中で遜色なし。開襟がよく似合ってちょい萌え。 彼は組!の久坂で凄く好きになった。あの絶命前の涙のシーンはきっちり脳内に画像が残っている。 素での不思議ちゃんキャラにもちと親近感。
この間の『空飛ぶタイヤ』も凄かったが、このドラマもDVD保存決定。
しかし、私は素敵な作品ほど、集中したいのでリアル視聴はしない。 まずは録画し、次にCMを切って、やおら落ち着いてみる。
最早、テレビは経済モデルとして破綻している。
alain
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