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2007年01月30日(火)
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『華麗なる一族』の感想
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『華麗なる一族』は撮っておいて、日曜の朝にBEDで見るのがリズムになってしまったみたい。 あ、銀平登場シーンのみは当日に早送りを止めてチェックはするんだけど・・・。 (← ドラマに対して失礼である。)
第3回は、銀平の登場シーンが多く、いずれも台詞は少なく表情で語る演技。 信頼されているんだなぁと。 繊細で丁寧な演技が堪能できて、がっつり満足!な回だった。
という視点の偏った第三回視聴はおいておいて、通しでちゃんと観た第二回までで感想を言うと。
正直物足りない。 まず第一に製作者に思い切りがない。 妙におせっかいでくどく、かつ、何も捨てずに持ちすぎてる。 個人の資質ではなく、T○Sという組織の体質なのかもしれない。 全てに良い顔をしようとして、核となるメッセージ性が薄まってしまっている。
ソファーベッドタイプって言うんですかね。 どっちにも使えるけど、どっちにしてもイマイチという。
一例がナレーション。 時代背景や腹案を語るのはしょうがない。
が、登場人物の心情は、見た人がそれぞれに感じれば良いのでは? 「鉄平は焦っていた。」
なぜ、同じ印象を強制されなければいけないのか? そもそも人の心って一色ではないでしょう。 焦りつつ、悲しかったり、でも、大丈夫という期待や甘えもあり、恨みもあるかもしれない。 どれで受け取ろうが、それは見ている人の受信ファクターに委ねて良いと思うんだよ。
それが、演者と演出者と同じだったら、通い合ったという嬉しさがあるかもしれないし、 意外なところにオチたら、それはそれで、視聴者の心の中の何かに反応したということで、いいじゃないか。
お話にちゃんとついてきて欲しいという意図なのかもしれないが、正直うざい。
登場人物設定についても。 稲森いずみが悪いわけじゃないが、芙佐子とのシーンの必要性が感じられない。 恋人エピソードなんて、話が散漫になるだけだと思いますが。
華やかさも欲しいよね・・・という意図かもしれないが、それは典型的な二兎を追うものだ。 制作意図とは離れたところでシーンを増やさなければならない理由でもあったのだろうか? それはスポンサー筋?プロダクション関連?という邪推まで脳裏をよぎる。 だとしてもだ。 そういう制約があった上で、素人さんにはわからない自然さで見せるのが、製作者の技術という気もするが。
山本さんのFANなので、出演シーンが多くて嬉しい反面、やっぱり、銀行乗っ取りの陰謀シーンに銀平が、 ちらちらしている必要も感じられないんだよな。 っつーか、跡継ぎに手を汚させないでしょーが。普通。
将軍と肖像画については、もう何も言うまい・・・・。
キャスティングについては。 受け入れがたいのは三雲。 年齢的にもマッチしない柳葉敏郎を持ってきた理由がさっぱりわからない。
長谷川京子が各所で大根大根連呼されているので、どーかと思ってみていたが、私には許容範囲。 大して演技力を求められる設定でもないし。 画面に映って綺麗だから、それでいいかなという程度の感想。
あと女性キャスト感想を言うと。 相武紗季って案外普通ーだなと。 長谷川京子・吹石一恵・山田優と比べると、The女優/Theモデルの美貌の点からは、外れる感じ。 まぁ、その位のほうがリアリティがあるということで、女優人生としては良いかもしれないが。
鈴木京香は好き。 『王様のレストラン』の時に、三谷幸喜に"愛人顔"を評されていたが、業界一般その流れに乗ったようだ。
その流れで見ると、山本耕史さんの銀平も土方の同じグルーピング。 「いいよな。兄さんは。あんなに熱くなれて。」 そのうち「かっちゃんは何時だってまっすぐだな。」って言い出すんじゃないかと思ってしまう。
話を戻す。 原田 美枝子は凛々しすぎて、もっと白痴美が欲しいが、まぁこんなもんかなと。
北大路 欣也はNiceキャスティングだと思う。 貴族的な冷たさがはまっている。 当初企画では渡哲也という設定だったというが。冗談。 漁村跡取り騒動じゃあるまいし。
で、思い出したが 三雲は渡哲也でどーだ?という感想があって、私その案のれる。 実直で無能な感じが嵌っていると思う。 が、その場合、ハンティングのシーンがなぁ。 銃構えると"団長"になってしまう恐れがある・・・。
そして、FANなので言いにくいが。 木村拓哉がなぁ。 予想以上に嵌っていなくて、かなり残念。
求心力のあるリーダーには見える。 熱さも切なさも強い意志も見える。 けど、財閥の御曹司には見えないんだよー。
立ち方・動き方・仕草がかっこよくないわけでは決してないのだが、 そして洗練もされているのだが、その優雅さはストリートの優雅さで、御曹司のものではない。
本放送ではカットされてしまったけれど、番組宣伝で放送された 万俵家の玄関で鉄平と銀平が話すシーンがあった。 鉄平「何、お前また飲みにいくの?」 銀平「見合いのことで色々うるさくて。」
で、その時に気になったのが、 鉄平が"お前"と言いながら、持っているバックで銀平の方を指すジェスチャー。
COOL。たしかにCOOL。 でも、御曹司の立ち振る舞いじゃないなー。 それは熱い資質とは別のもんだろうと思って、すごく印象に残っていた。 なので、その前後が観たくて、本放送すごく注目して待ってたのに。なくなっていてすごく残念だった。 まぁ、単なる尺の問題だろうけれども。 私がディレクターだったら、確かにカットしたいシーンではある・・・。
企業モノならば、 "和民"のオーナーとか、1台のライトバンでメロンパン売るところから始めた元ヤン企業家とか、 そういう役で言ったほうが、合っていたと思う。
というところで。 散漫的な感想終了。
alain
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