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2006年06月19日(月) 婚約解消... その2

さくら色さんへ

厳しい話をします。
とても現実的です。
なので、まずは、お願いです。
全ての文章を読んで下さい。
文の途中で考え込んだりしないで、最後まで読んでから、『考えること』を始めて下さいね。


『結婚』って、好きな人と一緒に暮らすことだけど、それは『夢』だけじゃなくて、『現実』だと思うの。
だから、『結婚』イコール『生活すること』で、
生活する為には、何が必要かを考えると、やっぱりお金。

でね、さくら色さんは、一人で生活できますか?一人で生きて行けますか?

部屋を借りるのに、いくら。
共益費・(車があったら)駐車場代、町内会費は、いくら。
水道・ガス・電気・通信費などの公共料金はいくら。
NHK受信料、保険料、年金、生命保険会社への支払い、(車を持っていたら)自動車税、
食費はいくら
それに対して、さくら色さんは、最低いくら稼がなきゃいけないか知っていますか?
さくら色さんが 一人で暮らすのに、必要なお金です。

何が言いたいのかというと、そういうことをきちんと考えていくと、彼のご両親に反撃できるからです。
そして、彼の生活力を当てにしないで、さくら色さんが自活できるからです。

『彼の生活力を当てにしないで』と言う言葉。
どうか誤解をしないで欲しいのですが、『彼を養うこと』を考慮しろと言うことではないのです。

うつって、たいした病気じゃないんです。
でも、たいした病気じゃないと気が付くまで、そして うつを飼いならすまでは、とても辛くて大した病気でもあります。

うつは、季節やストレスの加減で、気分が良くなったり悪くなったりします。
三寒四温とはよく言ったもので、治っていく過程でさえ、上下の差がとても激しい。

その時に 彼に無理をさせなくても良い状態とは、さくら色さんが一人でも生活ができること なんです。
「私の面倒は私が見る。
 でも、あなたまでは養えないから、自分の食費分は稼いでね。」
自分で自分を養うことができるならば、彼にそう言うことができます。
さくら色さんが自活できるのであれば、彼の調子が悪くなり仕事ができなくなっても、焦らなくても良くなります。

光熱費は、1人でも2人でも対して変わらないから、必要なのは食費だけと考えて
彼が必要な生活費の最低ラインは、5万円くらいでしょうか?
1ヶ月に5万円なら、コンビニとか2〜3時間のアルバイトでも稼げるお金だと思います。
外に出られないのであれば、職安で『内職』を紹介して貰ったり、
宅配業でメール便の配達というの募集していますから、歩いたり自転車でカタログ雑誌などの宅配をする仕事など、
最悪な場合には、無理をしない程度に働くことが可能です。

つまり、彼の心の調子に左右されないで、さくら色さんが安定した心でいられるかどうか が 問題なのです。
その為には、彼の給料を生活の中心に考えない必要があります。

そして、さくら色さんは、彼の人生を決して背負わないこと。
彼を養わないことが大切です。
私があなたを食わせるから、一緒になりましょう。
私があなたを背負うから、一緒になりましょう。ではなく、
「一緒に生きて生きましょう」が、正しいスタンスです。

昔、私が歩けなくなったら、背負ってあげると言ってくれた人がいました。
背負った自分が歩けなくなったら、その時は その時で考えようって。
その言葉を聞いて、「そんなにしてまで前へ進む必要があるの?」って思いました。
それなら、一緒に休もうよって言いました。そこまでして前へ進む意味は、なに?ってね。

背負うと必ず疲れます。
疲れの度合いこそあれ、そしてその人が耐えられる疲れか、耐えられない疲れかの違いがあるだけで、疲れは必ずあります。
だから、背負わない。
背負うのは、自分の人生だけ 自分だけで充分です。
少なくとも 自分の面倒を自分でみることさえできれば、人を見る心の余裕ができますから。
決して彼の母親役にはならないでください。


と、これは不思議な話なのですが、私達女性の親は、娘に自分を養って貰おうとは思いませんが(最近はどうなんでしょう?)
男の子の親は、口では養って貰おうと思ってないとは言いながら、一緒に住んで貰うことを望んでいます。
一緒に暮らす イコール 家賃や光熱費など、生活にかかるお金を 息子に負担させること だとは思ってもいません。

「自分達もいつまでも生きていないし、息子もいつ治るか...」の言葉に、
私達は 息子の面倒はみても、あなた(さくら色さん)の面倒までは見ないよ。との考えがうかがえます。
息子一人なら 何とかできる。
でも、あなたの面倒までは見られないから、婚約解消してくれるかしら?


私、イトコ、noby、私が知っている他の人
私の周りで うつに陥った人は、親子の関係が歪(いびつ)な人達ばかりです。
特に夫婦関係が良好でない夫婦の子供はね。

娘は白雪姫の呪いにかけられ、
息子を「理想の男」目指して育てる為に、自分から離れないように、『子供のまま』育てられた息子は、子供のまま年だけ食っていきます。

彼は家から出ることは可能なのでしょうか?
実家が口出しすることなく、二人だけの生活ができそうですか?

例えば 子育てでもそうですよね?
父母と父母の両親の子育てに関する方針が違った場合、子供はどっちの言う事を聞けば良いのか混乱します。
うつに関して理解のない親は、たぶんそれと同じことをやるに違いないのです。息子が大好きだから。
○○しなさい。
まだそんなことやってるの?
いい加減そんなこと卒業しなさい。
あげくの果てに、さくら色さんが甘やかしてるせいじゃないの?って台詞まで出て来た日にゃーねぇ。

うつの人は、自分の頭で考える必要があり、
自力で自分の人生の答えを見つける必要があります。
それに対して あーだこーだ 言い過ぎるのは、それも一貫性がないのは、マイナスだと思います。
彼のご両親は、うつに対する姿勢が、さくら色さんと一致していますか?


さて、次は彼のことです。
まず、昔の彼と今の彼が違う人間だと解かってあげてください。
そして、今の彼と 将来の彼も 違う人間であることも です。
(昔の彼と将来の彼は同じ彼かも知れません)

それを踏まえて...
考えることが面倒臭い状態が うつの症状です。
でもね、全てを投げ出してしまうことは、違うと思うのです。
「何も考えられないっ!」と投げ出さないで、一緒に考える『姿勢』があるのと ないのとでは違ってきます。

彼はうつ歴が どれくらいなんでしょう?
彼は うつに関して、どれくらいの知識がありますか?


腸が弱い人は、すぐ下痢をします。
下痢をしないように 体を冷やさないとか、暴飲暴食をしないとか、色々考えた生活をしますよね?

胃が弱い人は、胃痛になります。
胃痛でも、消化酵素が出ないタイプ、消化酵素が出すぎて胃壁を自己消化しちゃうタイプとがあります。
最近暴飲暴食しちゃったなって思ったら、胃を休めるように気を使いますよね?
ストレスを感じて胃が痛くなったら、消化の良い柔らかいものを食べたりして、胃を労わりますよね?

肝臓が悪い人は、お酒の量やらタバコの量を加減しますよね?
アトピーの人や 花粉症の人も同じです。

それと同じで、脳にも強い←→弱いがあり、(頭が悪いという意味ではなく)
自分は何に対してのストレスに弱いか、
(仕事、人間関係、ノルマ、作業効率、スピードを求められること、他人と比較されること 人と話すこと じっとしてること などなど)
を自分でわかることが必要で、
(難しいのですが)脳が疲れてきたと感じたら、休憩することを覚えないといけません。
脳の休め方を自分なりに研究しないといけません。

『体が私の言うことを聞かないの!』レベルで言えば、下痢する人と、うつの人では、同じなのです。
ストレスで便秘するのと うつは 同じレベルなのです。
頭痛持ちの人と うつは 同じレベルなのです。

最初に言った、『うつは大した病気じゃない』は、このことなのです。
体のどこかが 自分の思う通りにいかない、不具合が発生する、
それが 腸だったり、胃だったり、頭痛だったり、脳だったりするだけの違いでしかないのです。
ただ、きちんと自分を理解することが難しく、ストレスは目に見えないし、症状も人にわかって貰えないから、辛いのですが。

だから、飼いならすことさえできれば、普通の夫婦のように共同生活することは 全然可能ですし、
お薬を飲んで安定してきたら、仕事にも以前のようにちゃんと復帰できるようになります。
いつも暗いばかりじゃ本人も疲れちゃうので、楽しく暮らしたいって思っていて、
大好きな人に笑って欲しいって思っているし、大好きな人を幸せにしたいって思っているんですよね。
それを少し未来の楽しい目標にするか、自分にプレッシャーと課すかの違いなだけで。


問題は 3点
生活するための大切なことをどうするかと
彼の両親から、彼が独立ができるかどうか
彼が 前向きにうつを飼いならせる人かどうか(何度も弱気になるのは仕方のないことですが ^^;自戒も含めて...)


『今』ではなく、3ヶ月、半年スパンで、『彼と』よく話し合ってみてください。
と、梅雨は うつの症状が強く出る季節です。(日照時間の関係です)
話し合うときは、晴れた日のお昼からや 梅雨明けを心がけてみてくださいね。
秋も夏ばてしたりして、うつの症状が強く出る可能性があるので、夏の間にたくさん話し合ってください。
後悔しないためにも。




そして、さくら色さん、これが杞憂に終わると良いんですが、余分なことを言います。

さくら色さんの「姉御肌」な性格に、頼りたい男性が集まってくる可能性がある気がします。
(その中に、うつの人も含まれるでしょう)
その人達に上手に対処できるようにする為にも、
今、彼としっかり話し合うことが、さくら色さんのこれからの人生にとても大切なことだと思います。

エールを送ることしかできないけど、ごめんね。
どうかくれぐれも頑張り過ぎないでね。

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・・・たぶんメールだと お返事遅くなります。ごめんね。


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