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2006年06月18日(日) 婚約解消...

婚約者さんが『うつ』になってしまった彼女からの書き込みです。

題名:ブルーな話。 投稿日 : 2006年6月17日<土>

夏海さん お久しぶりです。
お仕事大変そうですね。
怖い時間は無事終了したでしょうか。。

今日、彼の両親が家にきました。
話の内容は 婚約解消 でした。
あまり待たせてはいけないし、彼に生活力がないから、
とても結婚できるような状態ではない
と言われました。
かなりショックでした。

私は結婚したいといいましたが、
あまりいい顔をされませんでした。
自分たち親はいつまでも生きていないから
ずっと面倒見ていけるわけではないし、
息子(彼)が直る保証もないし、
これ以上私に迷惑をかける訳にはいけないし・・・・
そんなことを言っていました。

夏海さん。
別れたくないよぅ




彼女はとっても真摯で、とっても愛情深く、頭も良く、冷静に話を分析することができる能力があり、
私は彼女が大好きなので、彼女が幸せになるには どうしたら良いのか考えました。
後悔しない為に、私は何てアドバイスしたら良いんだろう?
うつ側として、何を訴えるべきか、
でも 大好きな彼女が情に流されることなく幸せになる為の選択ができるようにお手伝いしたいなぁって思って。

【夏海】題名:難しい問題なので、少し待ってね 投稿日 : 2006年6月18日<日>

難しい問題なので、簡単に答えられないので、少し時間を下さいね。

さくら色さんは、一度立ち止まって、じっくり考える必要があります。
その『考える内容』を 自分の経験から お話したいと思います。
ただ、少し時間を下さい。
 
 
さくら色さんと、婚約者さんが、おいくつなのかが、分からないので、軽軽しくは言えないのですが、
確かに『婚約』している以上、彼の両親が出てきて話をするのは、まぁ仕方がないのでしょうが、
一番最初にしなくてはいけないのは、さくら色さんと彼との話し合いだったのでは?
でなくては、彼の両親に説得された形となり、さくら色さんが納得いかないのは仕方がないことだと思います。

『婚約解消』 イコール 『別れ』ではなく、
『婚約以前』(つまり恋人)に戻ることも可能ですから。
『婚約以前』に戻るか、『別れ』にするかの選択権は、さくら色さんが持っていることを
どうか忘れないでいてくださいね。

正しい頭の使い方をする為には、冷静でいる必要があります。
なので、まずは 深呼吸をして、『考える為のコンディション』を整えて下さい。

ごめんね。
できるだけ早く 考えをまとめるからね。



で、考えました。
うつが治らない一番の原因は、親子が自立できていないことにあることが多く、
親から指図されたことを(腹を立てていたり、理不尽に思いながらも)聞かないではいられない人、
親の影響下から抜けられない人など。

一番酷い例は、親が自立していない人。
自立していない子供を(無意識に)求めている親。
手の掛かる子供を支える親と、手の掛かる子供が 共依存関係になっていないか が、
一番の心配でした。
『子供を支える親』でいるためには、子供が治ってしまってはいけないのです。
治ってしまったら、自分が必要ではなくなるので。

一番気になったのは、両親の話のみで、彼の声が聞けなかったこと。
確かに『婚約』は、親も関係してくるけど、
結婚するほどの年を取った人たちが 婚約を解消する話をするのに、
親がしゃしゃり出てくるのは おかしいんじゃないかって思いました。

うつであっても、彼は自分の気持ちを言うべきだし、
それがさくら色さんへの誠実さだと思ったのです。

うつは、治る病気だけど、努力や知恵がいる病気です。
どれだけ 病気に関して知っているか
どれだけ 自分に関して知っているか
どれだけ 我慢できるか(お薬を飲むことや、イライラする現状に対して)
そして 未来への希望を捨てないでいることが とても大切です。
治るんだと信じること、治すんだという気力を持ちつづけること。
本当に根気がいる病気です。

彼がそれらを持っている人なのかどうか?
私には、判断できないし、
そして 考え、決断を下すのは、さくら色さん 本人なので。

で、こう書きます。
厳しいことかも知れません。
でも、大人同士なのですから、
さくら色さんがお母さん(保護者)になってしまっては、意味がないのですから。

19日に続きます。


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