みんなで しあわせになろうね ^^ 2006年11月13日に『いのちの電話』のHPを紹介しています
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| 2006年05月23日(火) |
恋人(女性)が発作的に死のうとします |
相談の書き込みが消えてしまったので、うろ覚えですが、こんな感じのご相談でした。
彼女が、自分はこの世に不要な人間だと思っているそうです。 いくら彼が、可愛いよって言っても、「そんなはずはない」と言い、 彼いわく、それは 母親の言動のせいではないか?と。 食べた食器を台所へ持って行きなさいという、たったそれだけの言葉なのに、 「(それをしないあんたは)みっともない」と言うのだそうです。 本当のところは どうなのだか分からないのですが、『罵倒されている』感じがしました。 それを 生まれてから今までされてちゃー、 自分はみっともない存在なんだって思っても仕方がないわなって思いました。
彼女も、母親と距離を置き始め、 母親と言い争うとパニックの発作が起きるのだそうです。 で発作的にハサミで自分の首を切って自殺しようとする。 2度 彼は止めましたが、自分のいない時にそうなったらどうしたら良いのか という ご相談でした。
相談の掲示板に書き込みされる方の中には、ご自分が『母親』である人もいらっしゃって、 なので、これを書き込んでしまって良いのか悩み、 悩みを抱えてらっしゃる『母親』の方達にショックを与えてしまう恐れがあると思い 私の掲示板へお返事を書き込みました。
【夏海】 お手数をおかけしました。 お越し頂いて 光栄です。 ^^
今朝書いたのは、以下の文です。
その言葉ですが、 『不幸な母親は、娘が自分以上に幸せになることを邪魔する』 です。 Kさんの彼女さんは、お母さんの呪いにかかっています。 成長期、そして今も『幸せになれない』と呪文をかけれられて育っているのです。 それを 教えてあげて下さい。 精神科医が、そう言っていたのだと。 (...だから、彼女が信用できるように、その本を見せるのが一番有効なのですが)
生きていたくない。 自分が幸せになれるはずがない。 愛される資格など ない。 人が自分に言う『心に気持ち良い言葉』は、すべて嘘だ。 お世辞を言っているだけで、心からの言葉ではない。 自分は 心配される存在などではない。 それほど 『価値』のある存在などではない。
これ、すべて 呪いの呪文のせいです。
それを自覚して、母親の元から脱出するために、生きていくためには、 とっても辛くて 遠い道のりですが、戦わなくてはいけません。 呪文に負けそうになる 自分の心と。
今の彼女さんは、呪文のせいだと どうか彼女さんに自覚させてあげてください。 そして、何度も繰り返して 教えてあげてください。 (なぜなら、呪文のせいで 呪文の存在をすぐに忘れてしまうからです)
彼女さんが今考える『マイナス』の方向の感情は 自分のせいではなく、呪文のせいだと気づくこと。
そして、Kさんは、そうですね 彼女さんは 何歳ですか? たとえば20歳だとして、20年間洗脳されつづけてきたのですから、 今すぐに 方向転換は 無理です。 なので、Kさんは、あせらないで、 そして 彼女にも焦らさないで下さいね。
呪文をかけられていた今までは 今まで そして、人生は これからです。
【夏海】続きです
で、以下は電車の中で考えました。
たぶん、現在母親へは パニックになるくらいの感情でしょうから、 この言葉を知ったら、かなり酷い状況になるだろうなと。
「お前のせいだったのか!」となるのは目に見えていて、 そして、症状が酷くなるのも目に見えいていて、 でも、乗り越えないといけない壁でもあります。
お薬の力を借りないといけないかも知れません。 専門の人の力を借りなければいけないかも知れません。
物凄く 辛いことなのですが、 これを乗り切らなければ、母親の呪縛から逃げなければ、 お薬の力やカウンセリングを受けて安定しても 本当の意味での『精神の開放』ではないのです。
そして、このたぐいの母親は、しがみつく傾向にあります。 なぜなら、この娘がいることによって、自分が存在する価値を見出しているからです。 娘が自立して 自分から離れていくことを とても怖がり、自立を阻むのです。 それとも闘わないといけませんから、とても精神力が必要です。 そして忍耐力も。
母親の言葉を聞かないこと。 母親に説得されないこと。 呪文にかかっていることを自覚すること。
そして、性急に方向転換させるのではなく、本人が自覚して変わっていくのを見守るしかできないのです。 本人以外の人間は。
自殺願望ですが、 私も刃物が怖かった時期がありました。 ハサミで刺したくて仕方がない。 包丁で刺したくて仕方がない。 発作的な衝動が怖くて 「ハサミが怖い」「包丁が怖い」とカウンセラーに泣いて訴えたところ、 「目に見える場所から隠すこと!」とアドバイスされました。 「使ったら、必ず引き出しなど 目に見えない場所にしまうこと!」 今でも 包丁は流し台に出しっぱなしにしないで すぐに水気をふき取って しまっています。
本人が自覚すること が スタートラインです。 自覚をうながし、本人が心から納得できるように 言葉を選んで少しずつ説明してみて下さい。 (決して『説得』ではなく、本人が自分の頭で考えられる方向でね ^^ これは、とても難しいことですが) 焦らないで。 感情的にならないで。
と、女性には生理があります。 感情的になる時期をカレンダーに記してみてください。 『時期』や『傾向』があり、先読みできて冷静に対処できるかも知れません。
さくら色さんへ
Kさん(男性)は、相談の掲示板の方です。 恋人について 相談された方です。 女性として、『恋人』として、何か 手助けできるようなことがありましたら、 書き込んで頂ければ嬉しいです。 ^^
【夏海】 題名:訂正です 投稿日 : 2006年5月24日<水>13時16分
朝書いた言葉 『不幸な母親は、娘が自分以上に幸せになることを邪魔する』 は、 『女性として不幸せな(不満を持っている)母親は、娘が自分以上に幸せになることを邪魔する』 の間違いでした。
これは、旦那さんに 女性扱いされていない、不当に扱われていると思っている女性という意味です。
父親と娘が仲良くしている光景は、とても微笑ましいものですが、 自分(母親)に対しては、家政婦扱いしている夫が、 娘に対しては扱いが全然違うのを見て、敵対心を燃やす光景を想像できるでしょうか?
普通の母娘でさえ、思春期前後から 『親子』ではなく 『女同士』として意識し始めます。 娘にとって、一番身近にいる女性 = 母親 は、教師にも 反面教師にもなります。
母親にとって、赤ちゃんだった子供が、胸が大きくなってきて、女性として花開いていく様子を目の当たりに見、 それに対して衰えていく自分を見る。
夫婦関係が良好な母親は、娘の成長をまぶしく見守ることができます。 もしくは、夫をただの同居人として 何も不満を抱いていない場合も です。
それに対して、夫の態度に 夫の自分への扱いに不満を抱いている母親 (構って欲しいのに、構って貰えないとか、姑とは仲良しなのに、自分には冷たいとか...)は、 娘にのろいをかけるのです。 私の娘なのだから、お前が幸せになれるはずはない と。
それが、厄介なことに、無意識なのです。 そして、夫に掛けられない愛情を子供に向けてしまう為に、 子供が離れていかないようにと縛り付けるのです。
子供の幸せを願っていると思っているだけに、厄介なのです。
母親がそれを自覚するためには、父親の協力が必要で、とても難しい。 だから、子供がそれを自覚して、母親の呪縛から離れないといけません。
とても キツイです。 でも、ここから始めないと。 自覚すること が スタートなのです。
私も体調の関係で ムラがあり、お返事が遅れるかと思いますが、 何かありましたら、書き込んでください。 私ができる範囲で ですが、自分の体験をお話しできるかと思います。
ある掲示板で、その『文献』について聞いてみたところ、お返事がありました。 長くなったので、5月24日に続きを書きますね。
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