陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2012年05月29日(火)      まごのて

先週末、家人が市場スタッフと連れ立って信州松本へ
行ってきました。お目当ては 『工芸の五月』 と銘打た
れたイベントです。この、研修旅行のために今月5月は
芋乃市場を休ませていただきました。色々なブースを
見て、実り多い旅であったようです。

 こちら、お土産の孫の手です。
 工芸の五月に相応しい民芸品は、
 駅前の土産物店松田屋さんで買っ
 たということです。知る人ぞ知る
 孫の手コレクターの私は、この
 シンプルな竹製孫の手が大好き
です。家人も心得ていてどこかへ行ったときには見つ
けると買ってきてくれます。今ではその総数30本ほど
になりました。基本的な作りは全国共通のようですが、
不思議と各地で長さや曲り具合が違います。ソフトな
掻き感の物から、痛いほどにハードな物まで色々です
が、今回の松本産は曲がりが強めで、ハードな部類の
一本です。紐はついていないことが多いですが、これ
は付いていてそれも紅白の拠り紐ですから、さすがに
工芸の本場は違うわいと感激した次第です。

今月の芋乃市場はそんなわけでお休みさせていただき
ましたが、来月6月は、またはりきって営業いたします。
ギャラリーは前田秀子さんの竹の籠を展示します。私
もがんばって美味しいお蕎麦を打ちますのでどうぞ皆
さま、足をお運び願います。

孫の手は英訳したら a grandchild's hand かと
思いきや、a back scratcher と言うそうです。
英語はこういうところが記号っぽくて詰まりませんねぇ。





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