女房と倅が連れ立って京都へ旅立ってしまい、一人 お留守番をしています。ちょうど仕事もひと区切り していて、ぐぐっと減速をしています。
ニガウリを作った棚に仕舞の瓜 が二つばかり、ぽつねんとぶら 下がっています。今年は全くの 不作でした。種を蒔いた時季や、 定植後の世話が行き届かなかっ たことと、気候の関係でしょう。 どうやら生った実から来年の種は採り、いくつかは 美味しく食べましたが、例年の持て余すほどの収穫 は無く、さびしい瓜棚でした。
涼しい風が吹いて、十三夜の月も近いころの瓜など は何とも寂しげで、まして一人佇む黄昏時などは 中年親父でも、おセンチ(死語かな?)になります。 棚の瓜は明日にでも採って食べちゃいましょう。 いつまでも眺めていても後生が悪いですしね。 初物ならぬ仕舞物、どちらも縁起がいいものです。 きちんといただいて、心身の糧にいたしましょう。
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