陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2011年10月07日(金)      仕舞瓜

女房と倅が連れ立って京都へ旅立ってしまい、一人
お留守番をしています。ちょうど仕事もひと区切り
していて、ぐぐっと減速をしています。

 ニガウリを作った棚に仕舞の瓜
 が二つばかり、ぽつねんとぶら
 下がっています。今年は全くの
 不作でした。種を蒔いた時季や、
 定植後の世話が行き届かなかっ
 たことと、気候の関係でしょう。
どうやら生った実から来年の種は採り、いくつかは
美味しく食べましたが、例年の持て余すほどの収穫
は無く、さびしい瓜棚でした。

涼しい風が吹いて、十三夜の月も近いころの瓜など
は何とも寂しげで、まして一人佇む黄昏時などは
中年親父でも、おセンチ(死語かな?)になります。
棚の瓜は明日にでも採って食べちゃいましょう。
いつまでも眺めていても後生が悪いですしね。
初物ならぬ仕舞物、どちらも縁起がいいものです。
きちんといただいて、心身の糧にいたしましょう。

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