今年の8月15日も暑い1日になりました。 北京では国別対抗競技が平和の名のもと に繰り広げられ、図らずも人間が好戦的 な生き物であることを露呈しています。 戦争はいけないと言いながら自分の家族 に危害が及びそうになれば、人はきっと 愛すべき家族を守るために戦うことを正当化するのではない でしょうか?生き物の世界でも生きるために食べる殺戮は正の 行いです。戦後63年、まだまだ大戦の記憶は風化せず不戦の 礎になっていると思います。しかし、戊辰戦争のことを生で語る 人がいなくなったように、いずれ世界大戦の記憶も薄まってい くのは必定でしょう。
それでも平和を希求する気持ちは不滅と信じ、国家同士が殺し あって戦う大義が正当化されないような世の中を造るにはどう すればいいのか、知恵を絞って考えなければいけないでしょう。 人の蓄えた 『叡智』 はそのためにあるのだと信じます。
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