陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2008年06月09日(月)      不 埒

またもや辻斬りを強行する大馬鹿者が現れ、あたら尊い命が
失われ、その報に触れた人々の心にも悲しみと怒りが残って
しまいました。やりきれないことです。

 かくも命を軽んじた無差別殺戮が横行
 する時代になった背景には他人の痛み
 を感じることのできなくなった麻痺感の
 蔓延があるのでしょう。映画やテレビで
 は毎日殺人事件が流され、ゲームでも
 仮想殺人バトルを繰り返し、親にも
殴られたことの無い連中がその架空に刺激を求めたとしても
何ら不思議はないでしょう。その時代をしゃにむに作ったのは
高度成長を猛烈に働いて経済大国にした団塊の世代の人達で
しょう。その団塊の世代の人たちが活躍する時代を作ったのは、
昭和一桁の世代でしょう。その昭和の時代を構築したのは明治
大正の頑固親父たちでしょう。その明治大正を開いたのは幕末
の開国派の人たちです。

そして、人気のゲーム機やソフトを作って垂れ流し、子供たち
の心を蝕みながら儲けたのは、今40〜50代の世代でしょう。
誰かの責任であることを断定はできません。綿々と続いた生産
活動が産んでしまった暗黒面とでもいいましょうか。しかし乍ら
毛ほどの義も無い短絡的な不埒者の軽挙妄動で、罪も無い人
の命が失われていることに鈍感ではいられません。

では自分には一体何ができるのか・・・?
足元を見つめなおして考えてみようと思います。




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