またもや辻斬りを強行する大馬鹿者が現れ、あたら尊い命が 失われ、その報に触れた人々の心にも悲しみと怒りが残って しまいました。やりきれないことです。
かくも命を軽んじた無差別殺戮が横行 する時代になった背景には他人の痛み を感じることのできなくなった麻痺感の 蔓延があるのでしょう。映画やテレビで は毎日殺人事件が流され、ゲームでも 仮想殺人バトルを繰り返し、親にも 殴られたことの無い連中がその架空に刺激を求めたとしても 何ら不思議はないでしょう。その時代をしゃにむに作ったのは 高度成長を猛烈に働いて経済大国にした団塊の世代の人達で しょう。その団塊の世代の人たちが活躍する時代を作ったのは、 昭和一桁の世代でしょう。その昭和の時代を構築したのは明治 大正の頑固親父たちでしょう。その明治大正を開いたのは幕末 の開国派の人たちです。
そして、人気のゲーム機やソフトを作って垂れ流し、子供たち の心を蝕みながら儲けたのは、今40〜50代の世代でしょう。 誰かの責任であることを断定はできません。綿々と続いた生産 活動が産んでしまった暗黒面とでもいいましょうか。しかし乍ら 毛ほどの義も無い短絡的な不埒者の軽挙妄動で、罪も無い人 の命が失われていることに鈍感ではいられません。
では自分には一体何ができるのか・・・? 足元を見つめなおして考えてみようと思います。
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