陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2008年02月10日(日)      春の戸

立春からこっち雪がよく降ります。しかしながら日足はのびて
いますし、太陽の高さも感じるようになりました。春の戸とは
よく言ったもんで、米粒ひと粒ずつ開いているんですなぁ。

 ここのところ毎週土曜日に楽しみにして
 いるドラマがあります。NHKで夜の9時に
 放送している 『フルスイング』 という
 番組です。珍しくもない学園ドラマですが、
 主演の高橋克実さんの熱演が好ましく、
 毎回起こる校内外の事件に体当たりで
ぶつかっていく姿に、恥ずかしながら感動し、泣いております。
全6回という短いシリーズで、すでに4回の放映が終わっていま
すから残るは2回、実在した人物を基に脚本が書かれているの
で、結末もおおよそ見当がついてしまいます。それでも楽しみ
なのはなぜでしょうか?あきらかに中高年世代を狙ったスポ根
ものだからではなかろうかと思いますが偶然初回を見て掴まれ
てしまったのが運のつき、製作サイドの思惑にまんまと嵌って
しまったようで、潔く敗北を認めます。  負けました。

テレビドラマなんてのは所詮作り物だと思います。映画も然り、
小説だって同じです。極端に言えば世の中みーんな作り物です。
でも、その作り物になぜに感情移入して心揺さぶられてしまう
のでしょう?どういったときに心の琴線が共鳴するかは人それ
ぞれでしょうけれど、作り手の心映えが真摯であればあるほど
善く伝わるのであろうと思います。映像、音楽、美術、文学、
どういった分野にも共通していることでしょう。

結局は作るのも人、それに感動するのも人です。
親子で殺しあうような事件の多い昨今ですが、
まだまだ人間そう捨てたもんじゃありませんなあ。




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