立春からこっち雪がよく降ります。しかしながら日足はのびて いますし、太陽の高さも感じるようになりました。春の戸とは よく言ったもんで、米粒ひと粒ずつ開いているんですなぁ。
ここのところ毎週土曜日に楽しみにして いるドラマがあります。NHKで夜の9時に 放送している 『フルスイング』 という 番組です。珍しくもない学園ドラマですが、 主演の高橋克実さんの熱演が好ましく、 毎回起こる校内外の事件に体当たりで ぶつかっていく姿に、恥ずかしながら感動し、泣いております。 全6回という短いシリーズで、すでに4回の放映が終わっていま すから残るは2回、実在した人物を基に脚本が書かれているの で、結末もおおよそ見当がついてしまいます。それでも楽しみ なのはなぜでしょうか?あきらかに中高年世代を狙ったスポ根 ものだからではなかろうかと思いますが偶然初回を見て掴まれ てしまったのが運のつき、製作サイドの思惑にまんまと嵌って しまったようで、潔く敗北を認めます。 負けました。
テレビドラマなんてのは所詮作り物だと思います。映画も然り、 小説だって同じです。極端に言えば世の中みーんな作り物です。 でも、その作り物になぜに感情移入して心揺さぶられてしまう のでしょう?どういったときに心の琴線が共鳴するかは人それ ぞれでしょうけれど、作り手の心映えが真摯であればあるほど 善く伝わるのであろうと思います。映像、音楽、美術、文学、 どういった分野にも共通していることでしょう。
結局は作るのも人、それに感動するのも人です。 親子で殺しあうような事件の多い昨今ですが、 まだまだ人間そう捨てたもんじゃありませんなあ。
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