今月5日に着手した厨房営繕工事は、仕事の合間にこつこつと進めて いるため、遅々として捗りませんが、どうにか床の下地が貼りあがりました。
鈍っていた大工仕事の勘も少しずつ取り戻し、 カラッカラに乾いていた墨壷も久しぶりに墨と水を 足して復活しました。貼り上げた床に墨糸を張って スミを出すのは良い気分なものです。排水の配管も 上手いこと収まりがつきました。まだまだ、腰壁の だんどりや上水の配管などなど色々と面倒な工事が ありますが、まずは一段落がついたということで、めでたしめでたしです。
工事をしていると、所々でこの建物を最初に建てた大工さんの几帳面さに 気が付きました。近所の大工さんで面識もあり、聞くところによると、独立 し、棟梁として初めて建てたのがこの家だということらしいです。隅の収ま りや、柱のカキトリなどにそんな仕事への細やかさが見てとれて、嬉しく思 いました。
築年数は経っていますし、小ぶりな平屋の侘び住まいではありますが、大事 に使うことでそれなりに味わいが深くなるものだなあとしみじみ思います。 お爺さんの代から私で三代、直しながら使うことで、また違った味わいが 付けば、さらに愛着が増すことでしょう。
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