2006年09月14日(木)

土方さんとミツバねーちゃんの馴れ初めがYOBAIだったらいいな妄想に励んでいた。
日本の伝統文化YOBAI。夜中に目覚めるとだれかが目の前に!みたいななれ初め。
こういうのを現実逃避っていう。




マウントポジション取ってさて起こすかってときにミツバねーちゃんの隣に寝てる沖田が
パチッ!って目覚まして慌てる土方さんに「俺ちょっと席外すんでごゆっくり」みたいな。
ハァ?と思いながら走り去って行く後姿を見つめる土方さん。時刻はすでに深夜を回っている。
とりあえずYOBAIかな?と思い直してとりあえずヤることヤる土方さん。
ミツバねーちゃんに「そーちゃんが」って言われても平気平気みたいな…だって本当にいないんだもの。
終わってから沖田がいないことを知るミツバねーちゃん。土方さんが知ってたことを怒るミツバねーちゃん。
土方さんもちょっと気になってたんで暗闇(田舎の夜は暗いんだぜ!)の中を探しに行く。
神社の境内でうずくまる沖田を発見する土方さん。「おい、終わったぞ」デリカシーのかけらもない
声のかけかたをする土方さん。その声に顔を上げる沖田。反応のにぶい沖田をいぶかしんで近寄ってくる土方さん。
「うまくいきやしたかィ」「まあそれなりに」暗いので沖田がどんな顔をしているのかわからない土方さん。
「帰るぞ。お前の姉貴も心配してた」手を差し出す土方さん。昼間ならありえない素直さで手を握る沖田。
「土方さんは俺の義兄になるのかィ」「いやまあその…どうだろうな」歩きながら会話をかわす二人。
「むずかしく考えるこたあないです。むかしから馬には乗ってみろ人にはそってみろって言いやしてね」
「おまえそういうのどこで覚えてくるわけ」「うーん」「まあいいや。転ぶなよ、暗いから」
しばらく黙って道を歩いていると沖田が言う。「土方さん俺ね、姉上とあんたがうまくいけばいいと思ってやした。
だからうれしんでさあ。がんばってまじないかけたかいがあったってもんでィ」みたいな土沖ゲフン…土ミツ。

沖田がふたりの恋のはじまりのところから見ていたんだということをいまさらながら重くかんじる。
「あ」って顔でねーちゃんの顔見上げてるところ。あのときからずっと見てたわけで
告白まで聞いちゃってどんだけ目撃者なんだと…だからこそふたりで一緒にいてもらいたかったんだろうし、
でもそれが出来ないことをちゃんと理解もしていたんだっていうその複雑な心で
土方さんとあんなに一緒にいたなんて…と思うとこみ上げてくるものがある。
死にネタはずるい。