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朝、目が覚めると泣いていた。いつものことだ。 悲しいのかどうかさえ、もうわからない。涙と一緒に、感情はどこかへ流れていった。 しばらく布団のなかでぼんやりしていると、山崎がやって来て、「副長、時間です」と言った。 雪は降っていなかったが、道路は凍結して白っぽくなっていた。 近藤さんの運転する車の助手席に、総悟が坐った。俺は後部座席に乗り込んだ。 車が動きだした。 彼らは、雪の話ばかりしている。夕刻までには武州に着けるだろうか。 俺は車の窓から、通りすぎていく景色をぼんやり眺めていた。 道の両側に広がる田畑は、見渡すかぎりの雪野原だった。 雲のあいだから射す太陽の光が、遠い山の稜線をきらめかせた。 総悟は、遺骨の入った小さな壷を膝に抱いている。 (略) 夢を見た。まだ元気だったころのミツバの夢だ。 夢のなかで彼女は笑っている。 あのいつもの、ちょっと困ったような笑顔で。 「十四郎さん」と、俺のことを呼ぶ。その声も、はっきり耳に残っている。 夢が現実で、この現実が夢ならいいと思う。 でも、そんなことはありえない。だから目が覚めたとき、俺はいつも泣いている。 悲しいからではない。楽しい夢から悲しい現実に戻ってくるときに、 跨ぎ越さなくてはならない亀裂があり、涙を流さずに、そこを越えることができない。 何度やってもだめなのだ。 (ttp://www.books-ruhe.co.jp/recommends/2003/12/sekainocyuushinnde.htm)
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たぶんこれVS高杉戦で銀さんサイドと一緒に戦うことに今後なるんだけど そのときに銀さんの辛い過去のことが出てきて「なにもわかってねえやつが口出しすんじゃねえ!」 って言われるからその反論に使うための思い出作り。 「うるせえ俺だってなあ…」(ミツバねーちゃんの顔を思い出す土方さん)みたいな。 ユラーフォーエーバーひーとみーをとーじてーきーみをーえがーくよーそーれだーけーでーいーいぃー
土方さんはけっきょく俺なんだったんだっていう反省をして欲しい。 だってさー土方さんの行動って結局「自分が考えたかっこいい行動」の範囲出てないんだものー。 考えすぎたために行動を縛っちゃって、臆病になっちゃってんだものー。 悪い結果を生む原因を考え出したらキリがないんだし、こうすれば絶対上手く行く道っていうのは ないんだからもういっそ行動しちゃってそのあとに死ぬ気で守るくらいのが男気があってかっこいー! ってもんなんじゃないのー。そのためには死ぬ覚悟より生きる覚悟をすべきだったんじゃないのー。 近藤さんにまでバレバレだったくせにー。 自分がしあわせには出来ない誰かが自分ではない誰かとしあわせでいることが 自分のしあわせでもあるような生き方が良いように思ってた時期もたしかにあるんだけど いまの自分的には、それナイ。鼻ほじりながらなにそれ男のロマン?みたいな。 いやでもまあ近藤さんもいるのに土方さんが惚れられるあたりが正しく少女漫画だった。
扉絵泣ける。理想の土沖だ。とりあえず来週に救いを求めたい。
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