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2006年07月07日(金)   七夕だからか。

おそらくハングル文字で表記されるのであろう、角の立った慌しい言葉をぼんやりと聞きながら。店内には有線から流れてくるエルヴィス・プレスリーの甘ったるくて厚ぼったい声が満ちている。本の中でアメリカの日常が熟れていく。私の内側で血液が死んでいく。雨はいつ降り出すのだろう。

街を行くすべての男たちと寝たいと思うことがある。虚しさを実感するために。あるいは退屈を紛らわせるために。それと同様に街を行くすべての女たちが濡れるところを見たいと思うこともある。着飾った衣裳の奥の欲望を見届けるために。

数年前、そう思うのは寂しいからだと思っていた。だが今はそれだけは違うとはっきり分かる。怖いから、憎いから、悲しいから、いとおしいから、エトセトラ、エトセトラ、そういった感情は、ありうるかもしれない。

「愛している」の意味について。「愛」は一緒に絵を見に行くことやメールを交わすこと、身体を交えることによってはぐくまれるかもしれないけれど、もしそれらが最終目的になるというのなら貴女は寂しいだけだ。

「付き合う」の意味について。考えてみたけどよく分からない。ただ私はもう応接間での付き合いはしたくない。immediateにcommitしたいと思う。欲張りだろうか。

そういえば今夜は七夕であった。雨はついに降らなかった。


nadja. |mailblog