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多分テレビ画面には、スポーツ選手とその妻が映し出されていたのだと思う。もしかするとそれはくすっと笑うくらいには面白いものであったのかもしれないし、スタジオ収録にかぶせられるあの大仰でわざとらしい笑いを凌ぐくらいの本当の馬鹿笑いがこみ上げるほど面白いものであったのかもしれない。それでも。 日曜日の午後7時にテレビを見ながら笑っているのは、何か根本的なものを間違えていると思うのだ。 私のようにヘッドフォンで音楽を聴きながら本を読んでいるのが正しい、というつもりは全くない、多分私のほうが間違っている。日曜日の午後7時には何をしているべきなのだろう? 誰と何処でどう過ごしていればこの嫌悪感を払拭できるのだろう? それが分からないから私はこの2年と8ヶ月、日曜日の午後7時にはいつも白い箱の中にいた。やはりまだあの箱を出る準備は整っていない。 |