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何処をどう繕ってもきつい印象を与えてしまう外見とは裏腹に、なんだかどうもあの白い箱の中で私はハト派であるのかもしれないぞ、ということに気づきはじめたのはようやく最近のことで、一見おとなしそうで一見人当たりのいい彼女たちの腹の底で渦巻く僻み、妬み、嫉みにひたすら圧倒される、3年目。 スタートラインが違うのよ、立ってる土俵が違うのよ、オツムの出来が違うのよ、とあったのかなかったのかよく分からないプライドらしきもの、を奮い立たせようとする、3年目。 ・・・そんなものが本当に前面に押し出されてきたらあんなところには到底いられない、ことくらい、とっくに分かっている、3年目。 |