おうち鑑賞

2011年06月16日(木) 『Mr.デスティニー』 『I am Sam アイ・アム・サム』


『Mr.デスティニー』Mr. Destiny 1990年 ジェームズ・オア監督


全体的にパッとしないのは演出の問題なのだろうか?

俳優の演技力、魅力の問題なのだろうか?

よくよく観察すると脚本は悪くないと思う。

しかし、良くない意味での地味さとうら寂しいムードが漂っている。

もっと、魅力的な描写に成り得たのではと思う。

ラストシーンは、少年がマウンドを去る場面だったと思うが、

このシーンにも神様のトゥインクルを散りばめるセンスがあったら

もっと情感豊かなラストシーンになっただろう。



ツカミ    ラリー、高校野球の決勝で空振りした過去を思い起こす。
       会社を首になる。

ポイント1  ラリー、バーに入る。バーテンダーに出されたカクテルを飲む。
       ラリーの現実が変化する。

Mポイント  ラリー、(変化した現実で)エリーに会う?

ポイント2  ラリー、組合会議でエリーを食事に誘う?

エンディング ラリー、元の生活に戻り幸せをかみしめる。







『I am Sam アイ・アム・サム』I Am Sam 2001年 ジェシー・ネルソン監督



まず何が物語の芯になっているのかがわからない。

障がいのある父親が周囲の反対に立ち向かい子どもを育てる、

ということなのだろうが、説得力のある描写がない。

ゆえに、共感や感情移入が出来ない。

語弊はあるが、これじゃあショーン・ペンが

障がいのある父親を熱演してるでしょ、という意味合いだけの作品に見えてしまう。

ラストのルーシーの里親の心変わりも取って貼り付けたごとく。

まるで『クレイマー、クレイマー』のメリル・ストリープの安物仕様のようだ。

薄っぺらい説明台詞の進行で辟易する作品だった。



この作品の構成の分析は不明確。

ツカミ   サム、パパになる。ママはどこかへ行ってしまう。

ポイント1 







  


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Barbara [MAIL] [バイオトープの庭]

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