メモが事実つまり昭和天皇が話されたのが事実の前提のもとに話が賑やかになっている。 仮にメモが本物で本人が書いたとしても天皇陛下が仰られたとは確定できないことである。 もし仮に仰られたとしても具体的にA級戦犯すべてを批判されたのかどうか。 故人ばかりで検証の仕様がないものを、さも歴史的史料の発見とばかり大騒ぎするのはいかがなものか。 日頃、皇室に否定的な一部マスコミがここぞとばかり利用しようとしている。 また、分祀推進者はお墨付きを戴いたとばかり調子に乗っている。 しかしよく考えてみるがいい。下記記事にもあるようにそのメモには不審な状況もいっぱいあるし、当時の厚生省が御祭神名票を�編△暴个靴燭�ら合祀したのであって、�編△�或は当時の宮司が責められる筋合いではない。 いずれにしても、この時期に記事が出された事にも疑念があるが、皇室を政治に利用するのはやめるべきである。
《産経Web引用開始》 三国同盟推進の2人批判か 昭和天皇はA級戦犯をひとくくりにして批判していたわけではない。 昭和天皇の側近、木戸幸一内相の「日記」をみると、昭和天皇はA級戦犯に同情を示している。昭和天皇は終戦直後の昭和20年8月29日に「戦争責任者を連合国に引き渡すは真に苦痛にして忍び難きところ」、9月20日に「敵側のいわゆる戦争犯罪人、ことにいわゆる責任者はいずれもかつては只管忠誠を尽くしたる人々」と語ったという。 宮内省御用掛の寺崎英成氏が記した「昭和天皇独白録」からは、昭和天皇がA級戦犯の代表格である東条英機元首相を信頼していたこともうかがえる。昭和天皇は21年3月ごろ、「元来東条という人物は、話せばよく判る」「東条は一生懸命仕事をやるし、平素いっていることも思慮周密で中々良い処があった」などと語っている。 大原康男・国学院大教授は「メモが事実だったとしても、昭和天皇がA級戦犯の合祀そのものに不快感を示しているとは言えない」と指摘する。 大原氏が注目するのは、今回のメモで言及された人物が、日独伊三国同盟を推し進めた松岡洋右元外相と白鳥敏夫元駐イタリア大使の2人とみられることだ。大原氏は「昭和天皇は『独白録』でも松岡のことを一番批判している」と語る。 一方、「公の発言ではなく、非公式メモをA級戦犯分祀論に結びつけるのは、昭和天皇の『政治利用』になりかねない」(百地章・日大教授)との懸念も出ている。 靖国神社は、昭和53年、厚生省が公務死と認定して靖国側に送った「御祭神名票」に基づいてA級戦犯を合祀した。 昭和天皇も現天皇陛下も春秋の例大祭には勅使を派遣するなど、靖国重視の姿勢を示し続けてこられた。昭和天皇の弟宮である高松宮さま(故人)と三笠宮さまは、合祀後も参拝を続けられた。現宮司の南部利昭氏は就任に際し「天皇陛下から『靖国のこと、よろしく頼みます』と直接、言われている」(関係者)とされる。 靖国側は分祀について「A級戦犯の御霊だけ除くことはできないし、ありえない」との立場を堅持している。 政府筋は「手帳のあのページだけ紙がはり付けてあるという。メモを宮内庁で見た人はいない。本当に昭和天皇が言ったかどうかも分からない」と指摘しており、分祀論の高まりには戦没者の慰霊を置き去りにした政治的意図を強く感じる
昭和天皇 富田メモ 分祀へ政治利用の恐れ ≪加藤氏「分祀論に弾み」 安倍氏「気持ち変わりない≫ 昭和天皇が靖国神社の「A級戦犯合祀(ごうし)」に不快感を示す発言をされていたとするメモの存在が明らかになったことで、小泉純一郎首相の靖国参拝を批判するグループの「A級戦犯分祀論」が、勢いづきそうだ。これに対して小泉首相は20日夕、自身の参拝について「影響はない」と言い切り、政府筋も「皇室は政治利用しないのが一つの見識だ」として、事態の早期沈静化を図るべきだとの考えを示した。 20日、与野党からは靖国問題をめぐる発言が相次いだ。自民党の一部からは「分祀論に弾みがつく」(加藤紘一元幹事長)との声が出たが、党内の首相参拝批判派が「分祀」で一致しているわけではない。 批判派には(1)「A級戦犯」分祀(2)宗教法人格を外し、国家が護持(3)新たな無宗教の国立追悼施設建設(4)千鳥ケ淵戦没者墓苑の拡充−の4つの考え方があり、複雑に入り組んでいる。 「分祀論」は以前から中曽根康弘元首相が唱え、今年に入って日本遺族会会長の古賀誠元幹事長も提唱。与謝野馨経済財政担当相、森喜朗元首相らも言及しているが、首相は20日、「一宗教法人に政府として言わない方がいい」と一蹴(いっしゅう)した。 憲法の政教分離原則から政府が宗教法人の靖国神社に指示や命令ができないため、「分祀」を狙って取りざたされているのが国家護持論だ。麻生太郎外相が「一宗教法人にいろいろなことを押しつけていいのか。国がきちんとすべきだ」と唱え、古賀氏も同調する。 国立追悼施設論は、超党派議連や自民党山崎派が政策提言に盛り込み、福田康夫元官房長官も同調している。 さらに、身元不明戦没者の遺骨を埋葬している千鳥ケ淵墓苑の拡充論も中川秀直政調会長を中心に浮上している。 こうした動きに、首相の靖国参拝を支持する「平和を願い真の国益を考え靖国参拝を支持する若手国会議員の会」は20日、総会を開き、対応を協議。今津寛会長らが21日に安倍晋三官房長官を訪ね、首相の参拝継続などを求めていくことになった。
【昭和天皇発言メモへの政界反応】 ■小泉純一郎首相 「陛下におかれてもさまざまな思いがおありだったのだろう。あの人が、あの方が言われたからいいとか悪いとかという問題ではない。(国立追悼施設は)結論が見えにくい。(「A級戦犯」分祀は)一宗教法人に政府が言わない方がいい」 ■安倍晋三官房長官 「私は国のために戦った方々のためにご冥福をお祈りし、尊崇の念を表する気持ちで靖国神社に参拝してきた。その気持ちに変わりはない」 ■谷垣禎一財務相 「陛下の言動を引用してああだこうだと政治的議論をするのは控えたい。遺族の中に陛下にお参りいただくにはどうしたらいいかという思いはあるだろう」 ■山崎拓元自民党副総裁 「A級戦犯分祀が実現するか、国立追悼施設を設置しない限り、靖国問題は解決しない。天皇陛下も参拝されない、宗教施設が国の中心的な追悼施設とは言えない」 ■加藤紘一元自民党幹事長 「分祀論に弾みがつく。戦地に赴いた人は陛下のご参拝をいただきたいという思いで亡くなられた方が多い。陛下が行かれる状況を作ることは非常に重要だ」 ■神崎武法公明党代表 「昭和天皇が参拝されなくなったのはA級戦犯合祀であることが裏付けられた。分祀論が加速するだろう」 ■鳩山由紀夫民主党幹事長 「戦争に後悔の念を持っておられた陛下の意思だけに大事にすべきだ。首相は重く受け止めてほしい」
【靖国神社のA級戦犯合祀をめぐる主な動き】 昭和 20・12 連合国軍総司令部(GHQ)が「神道指令」を出し、政府の神社・神道保護を禁止 23・11 東京裁判でA級戦犯25被告に有罪判決 28・ 8 衆院本会議で「戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議」を採択 39・ 8 政府が靖国神社境内で全国戦没者追悼式を開催 50・ 8 三木武夫首相が終戦記念日の15日に靖国参拝。「私的参拝」と表明 50・11 昭和天皇が最後の参拝 53・10 靖国神社がA級戦犯14人を合祀 54・ 4 大平正芳首相が参拝。中国は特に問題視せず 55・ 8 鈴木善幸首相が15日に参拝。中国は特に問題視せず 60・ 8 中曽根康弘首相が15日に公式参拝。中国が反発 61・ 8 中曽根首相がA級戦犯合祀などを理由に参拝とりやめ 平成 11・ 8 野中広務官房長官がA級戦犯分祀を提案 16・ 3 中曽根元首相が靖国神社にA級戦犯分祀を提案。靖国神社は「分祀は不可能」との見解発表 18・ 7 昭和天皇がA級戦犯合祀に不快感を示したという元宮内庁長官のメモ発見(政治家の肩書は当時)
【合祀されたA級戦犯】 東条英機(首相、陸軍大将)▽板垣征四郎(陸軍大将)▽土肥原賢二(同)▽松井石根(同)▽木村兵太郎(同)▽武藤章(陸軍中将)▽広田弘毅(首相)▽小磯国昭(首相、陸軍大将、服役中死亡)▽白鳥敏夫(駐イタリア大使、同)▽梅津美治郎(陸軍大将、同)▽平沼騏一郎(首相、保釈直後死亡)▽東郷茂徳(外相、服役中死亡)▽松岡洋右(外相、拘禁中死亡)▽永野修身(海相、海軍大将、同) 《引用終了》
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